その光の傍らで
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玄関を抜けてリビングに入る。
そこで私はぐるりと踵を返して火神くんと向かい合う。
私は火神くんの言葉を無視して抱えたままだった、プレゼントの包みを渡した。
少しばかりエレベーターの中できつく抱き締めたせいで、ラッピングが乱れてしまっているけど、この際気にしない。
というか火神くんも気にしないで欲しい。
「お誕生日、おめでとう!これ、私からのプレゼント」
ぐっと腕を前に突き出して、火神くんに包みを押し付けるように手渡す。
「無視かよ……」とぼやいた火神くんだったけれど、私からのプレゼントは素直に受け取ってくれた。
「いいのか?バスケ部のみんなからもらったやつにもお前、参加してんだろ?」
「あれはバスケ部のみんなから。これは彼女の私から火神くんに、なの!」
「そ……そっか。サンキューな」