その光の傍らで
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でも、火神くんと思考がよく似ている(と私は勝手に思っている)青峰くんに自分なら何をもらって嬉しいかを聞いたのだ。
おそらく間違いはない……と思う。
バスケスタイルも、好きな食べ物も似てるし、大丈夫なはず。
鳴り止め、私の心臓。
何度も自分自身にそう念じながら、私はエレベーターを降り火神くんの部屋の扉の前に立った。
ノックをしようと腕を伸ばそうとした時、勢い良く内側から扉が開け放たれた。
扉を支える火神くんはお風呂上がりだったのか、首からタオルを下げていて髪の毛もしっとりと濡れている。
「火神くん……」
「そろそろ着くかなと思ってな。ほら、入れよ」
「うん、お邪魔します」
火神くんに招き入れられて、部屋に足を踏み入れる。
いつものことのはずなのに、馬鹿みたいに高鳴る鼓動のせいで足下さえふらつくような気がする。
「というか……なんだよ、その格好。暑くねーの?」
私の心境などまるでお構いなしで火神くんは私に問い掛ける。
私だって、好きでこんな格好をしているわけじゃない。