束の間の夢と永遠の夢
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リュックが怒るのも無理はない。
私だって無実の罪を着せられたら、多分怒ると思う。
「わ、わりぃな、リュック。また今回もてっきりお前だと……」
「ほんっと失礼しちゃうよー。ルールーに言いつけてやるんだから」
べーっと舌を突き出したリュックは、潜水してルールーとユウナの方を目指して猛スピードで泳ぎ始めた。
「お、おい、リュック!!それだけはや~め~れ~!!」
ワッカも大慌ててリュックを追い掛ける。
…ワッカ、ご愁傷様。
口は災いの元って、本当だったんだね。
私はぼんやりと二人を見つめた後、ティーダへ向き直った。
「ティーダも、本当に、ごめん」
「いや、二人とも怪我とかなかったし、俺は全然構わないんだけど、でも一体どうしてなんスか?」
「…笑わない?」
「絶対に笑わないッス!!」
「実は……」
ひそひそと小さな声で話す私の言葉を聞き取ったティーダは、約束を一瞬にして破ってぷ、と小さく吹き出した。
勿論それを私か聞き逃す訳がない。
誓いを守れない男には正義の鉄槌を!!
…とまではいかないけど、ぷかぷかと海を漂うティーダの左頬には真っ赤な手形がくっきりと付いていたとかいなかったとか。
人魚が近くにいるなんて
そんな風に思っていたのは
どうやら私の勘違いらしい
側に居たのは紛れもなく
ただの男の子だったのだ──
《終》
