束の間の夢と永遠の夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
これってもしかして──
そう思ったのも束の間、私とティーダの体はぐいっと水面まで引っ張り上げられた。
強い力に私とティーダは為す術なく海面に放り出される。
「なーにをやってんだ、お前らは」
「「ワッカ!!」」
私とティーダの声が見事にハモる。
余りの驚きに私はティーダの体に抱き付いたままだった。
ティーダも度重なるイレギュラーに気が動転しているのか、されるがままになっていた。
「リュックとノエルがティーダの方に向かって泳いで行くから何かやらかすな、と思ったら案の定だ」
「ご…ごめんなさい」
「あとな…お前らいつまでそうしてるつもりだ?」
「「あ」」
ワッカに指摘されて、私達は慌てて離れた。
なんて恥ずかしい格好でいたんだ、私。
「…で、主犯は───」
「…私、です」
立ち泳ぎをしながら挙手した私に、真実を知らなかったワッカとティーダが目を白黒させる。
どうやら二人ともリュックが犯人だと思っていたらしい。
濡れ衣を着せられかけたリュックはぷう、と頬を膨らませて怒りを露わにした。
