束の間の夢と永遠の夢
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私も砂浜を駆け、リュックの後を追って海に潜る。
少し先にはリュックがいて、もうすぐにでもティーダと接触してしまいそうだった。
私も慌ててクロールで彼女を追い掛けた。
「リュック!?それに…ノエルまで!!」
漸く事の次第に気付いたティーダはその場で急ブレーキをかけるが、時既に遅し。
リュックが泳いでいた勢いそのままにティーダに突っ込んだのが息継ぎの瞬間にちらりと見えた。
私も、急がなきゃ。
「リュック、何するんだよ、離せって!!」
「やーだね。ノエル、今だよ!!」
「ごめん、ティーダ…!!」
一応は謝っておいて、私はティーダの制止する声を無視してティーダの体を海へ押さえ込んだ。
慣れない動きをするものだから、ティーダと一緒に私まで海に引きずり込まれる形になる。
「ちょ、ノエル!?」
慌てたティーダは私を押し返そうとするけれど、私はそれを許すまいとティーダの四肢の自由を奪う為にぎゅっと抱き付いた。
その瞬間、ぐらり、と水中でティーダがバランスを崩した。
それも私をいなそうとした訳ではなく、不自然な崩れ方だった。