束の間の夢と永遠の夢
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リュックは難しい顔をしていたが、やがて諦めたようで私に耳打ちをする。
「こんな短時間じゃいい作戦思い付かないからさ、とりあえずあいつを羽交い締めにしちゃおうよ!!」
駄目だ…
リュック、完全に開き直ってるよ。
単純に考えて女の力で男を羽交い締めに出来る訳がない。
私の考えはそのまま顔に現れていたのか、リュックはちっちっち、と人差し指を左右に振る。
「大丈夫だって。二人掛かりなら、きっと何とかなるって」
「そうかなぁ……」
半信半疑な私を余所に、リュックは今や遅しとティーダが戻ってくるのを待っている。
私はティーダに心の中で謝罪をしながら、屈伸をした。
仁王立ちをする私達の様子には全く気付いていないようで、こちらにぐんぐん近付いてくる。
「それじゃあお先に行っちゃうから、ノエルもすぐに続いてね!!」
「…あ、リュック…!!」
私の呼び掛けも虚しく、リュックは勢いよく海にダイブした。
水飛沫が跳ねて、私の体を少し温い海水が濡らす。
ええい、こうなったらもう自棄だ!!
「どうなっても、知らないんだから!!」