束の間の夢と永遠の夢
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リュックは瞳をきらきらと輝かせながら、私に迫ってくる。
賑やか担当らしく、そういう事には本当に興味津々らしい。
そんな期待されても、大した事は考えてないのにな。
リュックならがっかりする事間違いなしだ。
私は若干項垂れながらも、リュックに小さな声で耳打ちした。
「いいじゃん、いいじゃん!!面白いよ、それ。私も興味あるなー」
「でも具体的な案とかがある訳じゃないんだよね。本当に思い付きで…」
「そうだよね…人を溺れさせるなんて、普通した事ないもん」
…そうだよな。
普通溺れている人を助ける事はあっても、泳げる人をわざわざ溺れさせたりしないもんな。
私が大きな溜息を零すと、リュックは顔を顰めて私にデコピンをした。
「ほら、溜息なんかつかないの。いい運気が逃げちゃうじゃん。成功するものもしなくなっちゃうよー」
「…そ、だね」
私はひりひりと痛む額を擦りながら、遠くまで泳いでUターンして戻ってくるティーダを見つめた。