束の間の夢と永遠の夢
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しかし好都合と言えば好都合。
私が万が一へまをさたとしても、リュックが味方なら何とか誤魔化してくれそうだ。
リュックの言葉を聞いて、ティーダはその提案を飲んでくれるようで屈伸を始めた。
「じゃあまず基本的なクロールで泳ぐからよーく見ておくように」
ティーダは先生になりきった口調で話す。
どうやらティーダもなかなか乗り気だったらしい。
私とリュックは顔を見合わせて笑いながらティーダの優雅な泳ぎを見守る。
本当に水の中にいる時のティーダは綺麗だと思う。
普段が格好良くないとかそんな事を言いたい訳ではなくて。
なんだろう、水を得た魚、という表現が一番しっくりくるんだろうか。
ブリッツをしている時のティーダは、本当に羨ましくなるくらいにきらきらと煌めいている。
不安とか、恐怖とか。
そういう感情を誰よりも沢山抱いている筈なのに、彼はそれを全く感じさせない。
自分の内側に押し隠して、それなのに周りの人に元気と勇気を分け与えてくれる。
彼のそういう所に、私はきっと惹かれるんだろう。
「ね、ね、ノエルは一体何をする気なの?すっごい面白い事、考えてるんだよね?」