束の間の夢と永遠の夢
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涙声のティーダの言葉は、私の胸にゆっくりと、深く浸透した。
固くなった私の心の氷を溶かすように。
「そう、だね。無理に、大人になる必要なんてない、よね」
「…ノエル……?」
「恰好を付けるのは、やめる。大人の振りをするのも、おしまい」
私は驚くティーダの頬にそっと手を添わせ、引き寄せた。
そして小鳥が啄むように、唇を重ねた。
「……っ!?」
「君があんまりにも無防備だから。君が欲しくなった」
私は背伸びをしながら笑う。
私のあまりの変貌に、ティーダの思考回路は追い付いてこないらしい。
私はしてやったり、という感じでにやりと笑った。
「ねぇ、約束して?」
「何を?」
「私を独りにしない、って。ずっと一緒に居るって。離れたりしない、って」
躯も、心も、魂さえも。
ずっと、ずっと。
永遠に共に在るように──