束の間の夢と永遠の夢
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もう、一人にしないで
叶うなら
“終わり”のその後も
ずっと、ずっと側にいて
許されないのならば
君の姿を
君の心を
君の声を
君の体温を
君の魂を
私に焼き付けて
譬え離れたとしても
君が側に居ると
感じられるように──
《魂だけは傍に》
ティーダは驚いた顔をしていた。
これ以上ない程に青い瞳を見開いて。
そんなに驚かせるつもりはなかったの。
ただ、言い出せなかっただけ。
決意と覚悟。
それは最初からあった。
私に足りなかったのは、勇気。
君に話す、勇気。
「なぁ、ノエル、嘘だろ?冗談だって言ってくれよ…!!」
「……」
「そんな……」
静かに首を横に振った私に、ティーダは悲痛な面持ちになる。
嗚呼、だから話せなかった。
そんな悲しい顔を、君にはして欲しくなかったから。
私が、見たくなかったから。