束の間の夢と永遠の夢
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赦されぬ恋
祝福されぬ恋
報われぬ恋
そんな恋があることを
ずっとずっと知っていた
まさか自分がそんな恋をすることになるなんて
一度も思わなかったけれど
でも、私は手放したくはないんだ
自分の胸に宿った
あの人への想いを
たとえ、引き裂かれる運命にあったとしても──
《赦しなど無くとも》
ユウナが開いた雷平原でのライブは大成功に終わった。
初めは言い合いを重ねる人たちに心配をしてはいたけれど、それは杞憂だったようで、ユウナが話し始めると、辺りは急に静まり返った。
私とリュック、パインはユウナのすぐ近くで彼女を見守っていた。
もちろんそれは私からの提案だ。
何か、嫌な予感がしたから。
ユウナがあの歌姫のドレスフィアを使うたびに私には複雑な感情が芽生えていた。
そして同時に大きな不安。
確証があるわけではなくて、あくまでも私の勘に過ぎなかったけれど。
ライブの途中で、問題は起こった。
問題と呼べるのかどうかさえ分からないけれど。
とにかく“それ”は起こった。
ユウナの曲の途中にシンラくんの作ったスフィアスクリーンにレンとシューインの姿が映し出されたのだ。
しかもあのベベルでの悲劇。
ユウナが夢に見た情景。