眠れる獅子と星の雫
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「何か用か?」
「あ、うん。今日スコールが出れなかった授業のまとめ、作ったから渡そうと思って」
私はメモリースティックを差し出す。
スコールはぼんやりとした瞳でメモリースティックを眺めていたけれど、やがて受け取った。
「悪いな、わざわざ」
「ううん、いいの。私がやりたくてしたんだし」
「……」
スコールは何故か私を凝視していた。
いつもよりも少しとろん、とした瞳が可愛らしい、なんて思ってしまう辺り私もどうかしているな、と思う。
自分よりも遥かに大人びた印象を持つスコールに対して可愛らしいという表現を用いてしまうなんて。
「スコール…?」
「…もう飯は食ったのか?」
「?」
あまりに脈絡の無い問い。
今の話の流れで、どうして食事の話になるのだろう。
「スコール、おなか減ってるの?」
「…少し」
スコールが自分の欲求を口にするなんて珍しい。
少し、なんて言っているけれど、本当はすごく空腹なのではないだろうか。
どうしてそれが私が空腹がどうかに繋がるのかがよく分からないけれど、とりあえず自分の思っていることを少しでも口にしてくれたことに感動する。
ほんの少しではあるけれど、スコールとの距離が縮まったような気がして。
