眠れる獅子と星の雫
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セルフィは俺の顔を凝視した後に、深く一度頷くと口を開いた。
リノアの女王よろしくな横柄な態度にも度々辟易させられるが、セルフィも相当なものだと俺は思う。
「はんちょ、今暇そうだよね。シンティア探すの手伝ってよ~。実行委員の仕事で手伝って欲しい事があるんだ」
「は?電話でも放送でも、何でも使って呼び出せばいいだろ」
「残念!!もう全部試し済みなんです~。という事で、はんちょ、よろしくね~。見つかったら連絡ちょうだいねっ」
言いたい事だけ言って満足したのか、セルフィは意気揚々と手を振って、俺の部屋を後にした。
な、なんだっだんだ。
まるで嵐、だ。
自分中心でしか物を考えられないのだろうか。
任務の中では彼女のポジティブさに助けられる事も稀にはあるが、やはり私生活であの天真爛漫さは遠慮したい。
「………」
ベッドに腰を下ろして、天井を見上げる。
こんな風に一人でこの時間をのんびり過ごすのは久し振りだ。
でも。
何故か落ち着かない──