眠れる獅子と星の雫
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俺はいつも彼女の思考回路が導き出す答えに疑問を抱かずにはいられない。
「シンティアが居ない=俺と一緒」という方程式がどうして成り立つのか、是非とも教えてもらいたいものだ。
確かに何の策略か、シンティアと同じ任務に就く事は良くある。
だがそれだけ、だ。
それ以上もそれ以下もない。
彼女はただの“仲間”なのだから──
「え~……でもこの時間、よくシンティアと一緒にいるでしょ?だから今日も一緒だと思ったのにな~」
「……気のせいだろ」
セルフィの言葉に、いつものこの昼下がりの時間は、確かにシンティアと過ごしている時間が多かったような気がする。
今のセルフィと同じように、突然この部屋に押し掛けてきては、何時間も居座る。
大して何かをする訳でもなく、だらだらと過ごして帰るだけ、という迷惑極まりない日もある。
やれ図書館で参考文献を探すのを手伝えだの、やれストレス発散したいから訓練施設に付き合えだの。
よくよく考えれば、彼女の我儘、気紛れ、思い付きに大概付き合わされているような気がする。
ああ、だから今日は静かだったのか。
シンティアが、居ないから──