眠れる獅子と星の雫
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近くにいると落ち着かなくて
でも何故か
側にいなくても落ち着かなくて
持て余すこの感情は
きっと今まで知らなかったもの──
《君が居ないと…》
「まみむめも~。ねぇ、はんちょ。シンティア知らない?」
寮の自室で寛いでいれば、突如前触れもなく開け放たれる扉。
ノックもなく部屋に押し入って来るな、と何度も言っているのに、この女──セルフィは全く聞く耳を持たない。
…というか、恐らく聞いてはいるんだろうが、従う気が全くないのだろう。
俺は招かれざる客の姿を一瞥してから、これ見よがしに大きな溜息を落とした。
「部屋にはいなかったのか?大体……俺がそんな事知る訳ないだろ」
俺があっさりと言い放てば、セルフィは不機嫌そうな表情になり、眉根を寄せる。
腰に手まで当てたりして、何とも偉そうだ。
「部屋に居なかったから、はんちょの所にきたのに~」