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こばむ「初日の出まだかなぁ……うー、寒っ!」
緑谷「大丈夫!?えっとあと三十分くらいあるかな……もう少しぎりぎりに着くようにすればよかったかな?」
こばむ「だめ!見損ねるのが一番嫌だから!寒いのは、我慢する!」
緑谷「……」
こばむ「?」
緑谷「その!よかったらもう少しこっち来る?くっついたら温かいと──」
こばむ「うん!くっつく!」
***
緑谷「叶さんは何をお願いしたの?」
こばむ「恋愛成就」
緑谷「え……?」
こばむ「恋愛成就」
緑谷「そ、そっか……!そういうお願いも──」
こばむ「嘘!冗談だよ!新年を健康に過ごせるようにと、出久くんと一緒にヒーローに……」
緑谷「恋愛成就……」
こばむ「出久くん聞いて!ごめん、さっきの嘘だから、ほんとごめん!」
***
こばむ「はい、出久くん、お守り!」
緑谷「……あ、ありがとう」
こばむ「?……なんか微妙な反応だね?迷惑、だったかな」
緑谷「あ、違うんだ!迷惑だなんてそんなこと……!ただ……」
こばむ「ただ?」
緑谷「いろんな人が僕に身体健康のお守りをくれるからすごい数になっちゃって」
こばむ「みんな出久くんのこと心配なんだよ。みんなの気持ちに答えるためにも怪我はしないこと!」
緑谷「うん、そうだね!」
***
緑谷「叶さん、おかえりなさい!」
こばむ「出久くん!本当に来てくれたの!?」
緑谷「はい。母にも頼まれましたし」
こばむ「もう……引子さん心配性だなぁ」
緑谷「こっちの荷物持ちますね」
こばむ「ありがとう。でもお正月挟んで一週間以上会ってないのに、久しぶりな感じしないね」
緑谷「そう……ですね。あ、ずっと連絡取ってたからですかね?」
***
緑谷「爪、噛んじゃだめ」
こばむ「……」
緑谷「ああ……また割れちゃってる」
こばむ「別に、平気」
緑谷「僕が平気じゃないんだって」
こばむ「……」
緑谷「緊張とか不安で噛んじゃう人もいるって何かで読んだけど、君もそうなのかな?」
こばむ「わからない」
緑谷「だよね。でももしそうなら、すぐに僕を呼んで?頑張って君の不安を吹き飛ばしてみせるから」