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相澤「……」
こばむ「気になりますか、私が短冊に書いたこと」
相澤「別に気にならん」
こばむ「先生とラブラブになれますようにって書きました」
相澤「寝言は寝てから言え」
こばむ「あ!全然信じてませんね!?」
相澤「(お前はそんなこと書かねぇだろ)」
『早く相澤先生の背中を守れるヒーローになれますように!』
***
こばむ「相澤先生、二年前、この桜の前で約束したこと、覚えてますか?」
相澤「……」
こばむ「雄英を卒業するとき、まだ私が相澤先生のことを好きだったら返事をくださいって言いました」
相澤「覚えてるさ。お前と同じように今日をずっと待ってたんだからな。返事はまだ必要か?」
***
こばむ「……」
相澤「なんだ?」
こばむ「写真、撮りました」
相澤「削除しろ」
こばむ「嫌です」
相澤「……」
こばむ「相澤先生の幸せそうな顔を引き出せるのが猫ちゃんだけなんて悔しい…!私、負けません…!」
相澤「おー…まぁ、適当に頑張れ。ただし画像は早く消せ」
***
こばむ「相澤先生…」
相澤「どうした?」
こばむ「先生って週末も仕事…ですよね?」
相澤「そうだな」
こばむ「……」
相澤「…お前は本当にいつまで経っても合理性に欠くね。週末は仕事だ。大量の残務処理のせいで“遅く”までな」
こばむ「……はい!」
相澤「(どっちが合理性に欠いてんだかな……)」
***
こばむ「ごめんなさい」
相澤「反省はしてるんだな」
こばむ「はい。消太さんとの花火につい浮かれてしまって…」
相澤「……」
こばむ「怒ってますか?」
相澤「…そうだな」
こばむ「……」
相澤「でも、どんなに背伸びをしていてもお前が子供だってことを思い出した。手を貸せ、また迷子になられたら非合理的だ」