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轟「大丈夫か?」
こばむ「へーきー……」
轟「平気って顔してないぞ、おまえ。熱あるならはじめから──」
こばむ「轟くんの手、冷たくて気持ちいーね」
轟「個性使ってるからな」
こばむ「ふだんの轟くんの手、あったかいもんね。ぬくぬくしてて、好きー」
轟「……黙って目ぇつぶってろ」
こばむ「あー、もしかして照れてるー?」
轟「照れてねぇ」
***
こばむ「ふー……これで終わり、かな?」
轟「わりぃ、助かった」
こばむ「どういたしまして。書類整理とかは得意だから」
轟「なあ、この後時間大丈夫か?」
こばむ「え、う、うん、大丈夫だけど……」
轟「じゃあそのソファに横になって目閉じろ」
こばむ「え、え、え!?な、なにするつもり轟くん!?」
轟「ん?この間上鳴が左手を温かくして目元に当ててやったら気持ちがいいって喜んでたからやってやろうかと」
こばむ「(ホットアイマスクなの……!?)」
***
こばむ「んん……んんんんんっ!?」
轟「お、起きたか」
こばむ「いやいやいやいやいや!起きたか、じゃないよ!?どうして轟くんが隣で寝てるの!?」
轟「おまえを起こしてこいって言われてきたけど、おまえが気持ちよさそうに寝てたから、つい」
こばむ「つい、で轟くんは女の子のベッドに潜り込むの!?」
轟「おまえにしかしないから大丈夫だ」
こばむ「そ、それなら……いい、の……か?」
***
轟「手伝う」
こばむ「ありがとー。それじゃあその布巾で私が洗った物拭いてもらえる?」
轟「わかった」
こばむ「お願いします」
轟「……」
こばむ「どうしたの?」
轟「いや、前の家だったらもっとくっついてたのにって思って」
こばむ「ふふ、ショートの大活躍のおかげで広い家にお引越しできたからね」
轟「次引っ越すならキッチンは狭いところにする」
こばむ「広い方が嬉しいんだけど!?」
轟「……そうか」
***
轟「行ってくる」
こばむ「いってらっしゃい、気をつけてね」
轟「ああ」
こばむ「さて、私もそろそろ出なくちゃ──ってあれ、焦凍くん!?先に出たよね?」
轟「……」
こばむ「どうしたの?」
轟「……いってらっしゃいって言われたくて先に出たけど、駅までは一緒に行きたくて待ってた」
こばむ「(なんだかとても可愛い生き物がここにいる……!)」