#hrakプラス
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
上鳴「手、出してみ?」
こばむ「え、やだ」
上鳴「即答!?しかも拒否!?」
こばむ「だって、なんか怖い……私の手に何乗せる気……?」
上鳴「おまえの中の俺の信頼度の低さよ……あー、もう!せっかく格好良くホワイトデーのプレゼント渡そうと思ったのに!」
こばむ「格好良さとか必要?私のこと考えて選んでくれたなら、それだけで十分嬉しい」
上鳴「なんでそんな男前なの?切島なの?」
こばむ「嫌い?」
上鳴「好き!」
***
上鳴「大丈夫か?ほら、手貸せよ」
こばむ「……!」
上鳴「おーい、聞いてるかー?」
こばむ「あ、ごめん」
上鳴「俺の手なんかついてた?」
こばむ「そうじゃなくて、上鳴くんもちゃんと男の子なんだなって。意外に手、大きくてびっくりしちゃった」
上鳴「意外と……待って、今まで俺のことなんだと思ってたの!?」
こばむ「ん?ころころ表情変わる可愛い人だなって」
上鳴「……」
***
上鳴「……んー」
こばむ「朝ですよ。起きなさい」
上鳴「……ぅー?だれー?」
こばむ「人にモーニングコール頼んでおいてその対応……まだ寝ぼけてるの?」
上鳴「……」
こばむ「……」
上鳴「もしもーし?」
こばむ「電気、愛してるよ」
上鳴「!起きた!めっちゃ覚醒した!だからお願いします、もう一回……!」
こばむ「聞きたかったら早く支度して迎えにきなさい」
上鳴「すぐ行く!」
***
こばむ「いってらっしゃい。気をつけてね」
上鳴「ん」
こばむ「……」
上鳴「んー!」
こばむ「……なにその顔」
上鳴「いってらっしゃいのキス待ち」
こばむ「しません」
上鳴「なんで!しばらく会えないんだぜ!?」
こばむ「無事に帰ってきたら、そのときにおかえりのキスをしてあげます」
上鳴「くぅー……絶対に死ねねぇ……!」
***
上鳴「よっ!お疲れさん、今から帰り?」
こばむ「うん、そうだけど」
上鳴「偶然だな、俺も今から帰るとこなんだ。途中まで一緒に帰らねぇ?」
こばむ「……」
上鳴「?どうした?」
こばむ「一時間近く待ってたのに、偶然?」
上鳴「え!?き、気づいてたの!?」
こばむ「……偶然窓から見えた」
上鳴「マジか……かっこわりぃ……」
こばむ「……知ってたから早く終わらせようと思ったんだけど、苦戦した。ごめん」
上鳴「(あれ!?これもしかして脈あり!?)」