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緑谷「叶さん!あの、これ……!」
こばむ「あ、もしかしてバレンタインのお返し、かな?」
緑谷「う、うん!先月は本当にありがとう!すごく嬉しかった!」
こばむ「喜んでもらえてよかった。わぁ、キャンディすごく可愛い……!今食べてもいい?」
緑谷「え……あ、うん!もちろん!」
こばむ「おいしい♪出久くんも一つどうぞ」
緑谷「あ、ありがとう……(すごく喜んでくれてるし、意味は伝わってないみたいだけど、いいか!)」
***
緑谷「(ど、どうやって渡そう。なんて切り出したら……)」
こばむ「……それ、私に、だよね?」
緑谷「うぇっ!?あ、は、はい!そうです!先月はチョコありがとうございました!」
こばむ「いえいえ。あ、キャンディ、可愛い♪これ、お茶子ちゃんたちと一緒に食べても大丈夫?」
緑谷「え!?えっと……はい、大丈夫です」
こばむ「……ごめん、冗談」
緑谷「?」
こばむ「ちょっと悪戯が過ぎた。お返しの意味、ちゃんとわかってる。これは私一人でいただくね。ありがとう、出久くん」
緑谷「……はいっ!」
***
こばむ「……」
緑谷「あ、あの、叶さん……」
こばむ「?」
緑谷「その……くすぐったいんだけど」
こばむ「この手」
緑谷「ん?」
こばむ「私が強力な治癒の個性を持っていたら治してあげられたのかなって」
緑谷「治癒の個性は希少だから……」
こばむ「やっぱり私がもっと強くなって、出久くんが無茶しないように守らなきゃ」
緑谷「ま、まだ強くなるつもりなの!?」
***
こばむ「あっ」
緑谷「ひいっ……!だ、だ、大丈夫!?とりあえずその包丁をゆっくり置いて、そう、ゆっくり!」
こばむ「ちょっと切っちゃっただけだから平気だよ」
緑谷「平気じゃない!」
こばむ「そうだね、緑谷くんが平気じゃないね」
緑谷「痛くないの!?血が出てるんだよ!?」
こばむ「ちょっと痛いけど大丈夫だし、緑谷くんの方がいつもひどい怪我して帰ってくるよね?」
緑谷「あああああ、どうしよう!?」
こばむ「とりあえず絆創膏取ってきて」
緑谷「はい!」
***
こばむ「!?」
緑谷「あ、起きた?おはよう」
こばむ「おは、よう……あれ、私リビングで寝てなかったっけ……?」
緑谷「うん、寝てた」
こばむ「も、もしかして……」
緑谷「僕が運んだよ」
こばむ「わ、私重かったでしょ!?起こしてくれたら良かったのに……!」
緑谷「全然重くなんてなかったよ。でも……」
こばむ「で、でも……なに?」
緑谷「や、やわらかかった……です」
こばむ「感想は聞いてないよ!?恥ずかしい……!」