#819プラス
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悠「すごい人だね……」
日向「うん……」
悠「初詣といえばここって感じの所に来ちゃったから……」
日向「手!」
悠「?」
日向「手繋げば大丈夫!はぐれない!……たぶん」
悠「ちょっと……最後尻すぼみなのが気になるんですけど」
日向「絶対!大丈夫!ほら、手貸して?」
***
日向「悠さん!」
悠「!」
日向「おかえりなさい!」
悠「私、今日帰ってくる時間伝えてなかった、よね?」
日向「はい、聞いてないです。でも今日帰ってくるって聞いてたので」
悠「確かに三が日が終わったら帰るって言ったけど……まさか、朝から待ってた?」
日向「やっと会えると思ったら嬉しくて!」
***
日向「あ、あの……」
悠「あ、ごめん。べたべた触っちゃって気持ち悪かったよね」
日向「あ、いえ、そうじゃなくて!ちょっとくすぐったくて」
悠「ふふ、それならよかった。こうやって日向くんの手を触ってたら、日向くんも男の子なんだなって妙に実感しちゃって。掌も大きいし、爪も大きいし、私と違って横幅もあるし……」
日向「……」
悠「片手でボール掴めないって気にしてたけど、私よりずっと大きくて、かっこいい手だね」
日向「なんか照れます……」
***
日向「……」
悠「どうしたの?」
日向「悠さんって大人なんだなーって思って」
悠「なあに、いきなり」
日向「化粧もいつも綺麗にしてるし、服装も大人っぽいし、爪もきらきらしてて気を遣ってるし……それに比べておれは──」
悠「お姉さんと付き合うの、怖くなった?」
日向「全然!それでもおれは悠さんが好きだから!」
***
日向「いってきまーす!……え!?え!?」
悠「おはよう、日向くん」
日向「おはようございます!いや、そうじゃなくてどうしてここに!?今日もお仕事ですよね?」
悠「うんうん、今日もお仕事だよー……でも今日はハッピーバレンタイン!なので、チョコを届けにきました!」
日向「……」
悠「あ、あれ?いらなかった……?」
日向「いる!いります!まさか貰えると思ってなくて……あー!学校に持って行きたいけど、形崩れるのも嫌だしどーしよー!?」