最初で最後の君との約束
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
君に触れたい
ほんの少しだって構わない
君に触れたい
君が此処にいることを
確かめて、安心したいから
二度と離れる事の無いように
結んでしまえたらいいのに──
《触れた温もり》
久し振りの珪くんとのデートの約束。
文化祭やらなんやらで、なかなか予定が合わなくて。
気がつけばもう三週間。
時間の流れをこんなにも早く感じるなんて初めてだ。
それだけ私の私生活が充実している、って事なんだけど。
何だか複雑、だ。
勿論この三週間、全く会わなかった訳じゃない。
学校では同じクラスだから、話をしたりくらいはする。
でも、それだけ、だった。
私の忙しさがハンパなかったのだ。
一つ仕事が片付いたかと思えば、別の部門から声がかかる。
とにかく引っ張りだこの状態だったのだ。
ほんの少しの合間を見つけて、珪くんに会おうとしても、私を休ませようと気を遣ってくれているのか、捜しても見つからない。
とにかく最近ずっと、その繰り返しの日々が続いていた。