最初で最後の君との約束
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梨紅「やっぱりまどかくん手際いいね」
姫条「ん?まぁ、それなりに一人暮らしの期間長いからなぁ。でも袋詰めとか上手なっても全然嬉しないで」
梨紅「そうかな?男の人でそういうの出来るの、私はすごいと思うけどな」
姫条「……おおきに。でも自分もなかなか手際えぇやん」
梨紅「ふふ、ありがとー」
***
梨紅「結構買い込んじゃったね」
姫条「えぇねん、えぇねん。どうせすぐ食うてまうし」
梨紅「まどかくんお弁当男子だもんね」
姫条「おう!また作りすぎた時は協力よろしゅう」
梨紅「まどかくんの作るご飯いつも美味しいから大歓迎だよー」
姫条「そう言うてもらえると作り甲斐あるわー。よし、今日も腕に縒りを掛けてつくるわ」
***
姫条「ほらほら、お客さんはソファー座ってテレビでも見とき」
梨紅「え?そんなの悪いよ…!まどかくんの誕生日なんだし、手伝うよ」
姫条「ええから、ええから。プール入って疲れてるやろし、今はゆっくり休んどき」
梨紅「でも……」
姫条「それ以上言うたら裸足のまま表に放り出すで」
梨紅「分かりました……」
***
梨紅「(そわそわ)」
姫条「……」
梨紅「(そわそわ)」
姫条「(めっちゃそわそわして……よっぽど手伝いたいんやろなぁ……人一倍気ぃ遣う子やからな)」
梨紅「(そわそわ)」
姫条「(アカン、アカン……余所見しとったら焦がしてまうわ。集中集中)……ってあれ?」
梨紅「(ぎゅっ)」
姫条「……どないしたん、甘えたさん?」
***
梨紅「……」
姫条「黙っとったら分からへんで?」
梨紅「やっぱり私だけじっとしてるなんて嫌。一緒にご飯の準備したい」
姫条「しゃあないな……でも、今日はオレに料理は作らせてな。ほな、箸とかコップとか用意してくれるか?」
梨紅「……うん!」
姫条「よし、ええ返事や。頼んだで」
