最初で最後の君との約束
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今ここで話を聞くのは何だか気が引ける。
まだ中にスタッフさんもたくさん残っているし、きっと何人かはこちらの様子を探っているはずだ。
梨紅のことを気になるとか言っている人もいるみたいだし、出来ればここから離れたい。
でも何も考えずに走ってきてしまったせいで、衣装のままな上に、制服も荷物も控え室に置いたままだ。
だけど今から着替えるから待っていろ、と言ったところで梨紅はすぐに帰ってしまいそうな気がする。
俺の知る梨紅はそういう人間だ。
どうしようかと躊躇っていれば、篠宮さんがこちらに向かって走ってきた。
「はい!これ持ってさっさと帰りなさい」
「だけど…衣装…」
「衣装は次の撮影の時に持ってきてくれたらいいって。ほら、鞄と制服!」
「ありがとう…ございます」
篠宮さんは押しつけるように、俺に制服が入った紙袋と通学鞄を握らせる。
それにしれも今日の撮影の衣装がカジュアルな衣装で本当に良かった。
今日がもしもタキシードとかだったりしたら、帰れと言われても帰れないところだった。
