最初で最後の君との約束
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「[#dn=1#]?」
昼休みと同じように、俺は[#dn=1#]の名前を呼ぶ。
夜空の下でも美しく映える色素の薄い瞳と、長く伸びた髪。
柔らかさのある端正な横顔。
もう少し眺めていたいような気もした。
でもそれ以上に切ない表情の[#dn=1#]を見つめるのは心が痛んだ。
「珪くん、まだ、残ってたの?もしかして、屋上辺りで寝ちゃってた?」
「…当たり」
[#dn=1#]は本当にエスパーか何かなんじゃないかと思うほど、俺の行動を言い当てる。
それは一度や二度じゃなく、今までにも何度も的中させてきた。
…俺、そんなに分かりやすい行動ばかり取っているんだろうか。
[#dn=1#]は自分の予想が当たったことが嬉しかったのか、満足そうに笑う。
「[#dn=1#]は?」
何をしていた?
わざわざそこまで聞かなくても、俺の短い言葉で[#dn=1#]は俺の言いたいことをすぐに理解する。
聡い、というのはまさに彼女の為の言葉だと思う。
自分自身のことについては、超がつくほどに鈍感だけど。
[#dn=1#]は言いづらそうにしていたが、ややあってから漸く小さな唇を動かした。
「短冊、つけたいな、って思って」
