最初で最後の君との約束
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その後も延々となっちゃんの恋愛談義は続き、私とタマちゃんは相槌を打ちながらその話に耳を傾けていた。
なっちゃんの言いたい事はよく分かる。
実際にその通りだと思う。
でも、実行に移せない。
それは私が意気地なしだから。
そんな事、自分自身が一番よく分かってるよ。
奥手、なのかな。
なんて、そんな事を考えた事もある。
でも、それは何となく違うような気がする。
私は、特定の誰かを好きになる事が出来ない。
みんな“友達”止まり。
それで私は何の不都合もなかったし、これからもそうして日々を過ごして行くんだろうと思ってた。
でも、違った。
彼の存在が私の心に波紋を描く──
「とにかく、[#dn=1#]、あんたは前向きになりなよ」
「わ、分かった…と、思う」
「あーもう、何か煮え切らないなぁ。仕方ない!私が何か企画してあげるから、次の日曜日、絶対に空けとく事!」
「…はーい」
「勿論、珠美も!!」
「う、うん。来週は部活、休みだから大丈夫」
***
なんて会話を繰り広げた後、私達は帰る事にした。
…んだけど、教室に弁当箱を忘れた私は、二人とは校門で別れて、元来た道を引き返していた。
