どこかのだれかの未来のために
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「私は舞だ。芝村をやっている」
その声に、厚志は初めて心から笑った。
まだ、君は生きている。
まだ僕の名を呼び、怒り、笑ってくれる。
今度こそは守るから──
いすみがゆっくりと持ち上げた瞳は、右は青、左は紅に煌めいていた。
青の青たりえたる紅の少女は生まれた──
《終》