選ばれし子供達
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怖いから、
楽しくないから、
何も聞きたくないから、
たから私は耳を塞ぐの
そうすればほら、
世界は私を傷付けないから──
《ヘッドホンで耳を塞いで》
使徒が現れて。
エヴァに乗って。
無我夢中で戦って。
あの時間がまるで嘘みたいに、今はとても平和な日々を過ごしている。
いつまた使徒が襲ってくるとも知れない、束の間の安息。
それでも人類にとっては、心安らぐ一時だった。
私達エヴァのパイロットは、ネルフでテストを受けることは義務づけられたけれど、普通に学校に通うことは許可された。
少しも、嬉しくなんかなかった。
ただ虚しくなるだけだ。
みんなと自分との違いをまざまざと感じさせられて。
もう昔みたいに、仲の良い友達との再会も喜べやしない。
校舎の屋上の壁にもたれ掛かりながら、私はお気に入りの音楽を聞いていた。