選ばれし子供達
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真っ白なミチが好き。
何にも染まらず。
でも全ての色を放つことも出来る。
そんな彼女だから、僕は自分より、世界よりミチを選ぶ。
何度でも、何度でも。
「カヲルのそういうとこ、苦手」
「どうして?」
「恥ずかしいから!」
関われば関わるほど、ミチはいろんな表情を見せてくれる。
だからまた、深みにはまっていく。
一度はまったら抜け出せない。
とても中毒性が強い。
「恥ずかしくなんかないさ。僕はそれ以上にミチが大好きだからね」
「ほんと、変わらないね、最後まで。カヲルは私を困らせてばっかり」
眉を下げて、唇を少し上げる。
泣き顔とはまた違う、複雑な表情。
「ミチは最後まで僕を虜にしてやまないけど」
「もう、黙って!」
無理やりに明るい雰囲気を醸し出そうとするのは、ほんの少しでも明日待ち受ける事実を頭の片隅へ追いやりたいから。
背けてはいけないと分かっていても。
今目の前の幸せに浸っていたいと願ってしまうんだ。
最期に見る顔は
お願いだから
澱みない澄んだ笑顔を
繰り返す運命の中で
次に目が覚めた時に
最初に思い出すのは
君の幸せそうな笑顔がいいから──
《終》
