選ばれし子供達
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それしか望まないのに、運命を仕組まれた僕達はその枠組みの外へ出ることが出来ない。
またあの結末を繰り返すだけ。
僕とミチだけが知る真実。
それでも僕達は何度もこの運命に従う。
だって、それだけが僕達を結び付け、繋ぎ止めているものだから。
馬鹿だと分かっていながら、ミチはリリンのしもべと共に在り続ける。
そして僕はあの老人達の下に。
そうすることでしか、出会えないから。
「ミチの声を聞き逃したりしないよ。何があっても」
「そう、だね。最後の、その瞬間まで──」
泣いているのか。
それとも笑っているのか。
判断に困る表情をするミチの身体をぎゅっと抱き締める。
ああ、ミチの身体はこんなにも温かい──
それが、生きているということ。
生きていくということ。
僕がいても、いなくても。
サードインパクトさえ起こらなければ、ミチはミチのままでいられる。
「大好きだよ、ミチ」
「私も大好き」
抱き締め返してくる腕はとても細くて。
華奢な身体は少し力を込めたら、それだけで折れてしまいそうで。
