選ばれし子供達
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いつもシンジに頼ってばかりの私達。
そしてまた、今回もシンジに全てを任せようとする私。
申し訳ないと思っている。
でも、それでも、この世界を変えるのは私ではないから。
私は介添人でしかないんだから。
「根幹は変わらないかもしれないけど、でもシンジにも前に進む理由、出来たんじゃないかな」
「前に進む理由……」
「そう、エヴァに乗ることの意味。初めは乗せられていたかもしれない、でも、今はそこに違う感情もあるんじゃないかな。私は最近のシンジを見ていてそう思うよ」
「………」
シンジの表情が一瞬にして変化する。
優しいシンジから、男の頼れるシンジの表情に。
いつだって私を駆り立ててくれる、大切な人の顔。
ああ、やっぱり、変わったのはシンジだけじゃないのかもしれない。
私もまた、少しずつ気付かない内に変化しているんだ。
今、私の胸に宿るこのあたたかい気持ちはきっと、前には存在していなかったはずのものだから。
今、ここにいる私だけが感じている、持っているものだと、そう信じたいから。