選ばれし子供達
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憂鬱
憂鬱
憂鬱
憂鬱すぎて死んでしまいそうだ
何もかもなくなれば
この感情もなくなるの?
《憂鬱だらけの世界を壊して》
選ばれてしまった。
また、選ばれてしまった。
何度やっても同じ。
所詮は運命を仕組まれた子供。
私一人きりの力では何も変えられやしない。
そうして私はまた、汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを駆るパイロットとなる。
みんな、みんな一緒。
シンジもレイもアスカも。
そしてフィフス・チルドレン。渚カヲルも。
そうして世界は繰り返す。
人類の補完のために。
「はー…」
気だるい授業は今日も続く。
次の使途が現れるまで、まだ少し時間がある。
その間は束の間の中学生生活を送る。
私だけがこの世界を繰り返し続けているのだと理解してから、私は勉学に励むことさえ馬鹿らしく思えてしまって授業中も窓の外を眺めていたりする。
シンジも、アスカも、あのレイでさえ気付いていない。
この世界が繰り返されていること。
その真実はよく分からない。
でも、それでも何度も私達は繰り返す。
何一つ変えることが出来ないまま。
一体この世界は何の為に存在しているんだろう。
きっとそれは碇指令でさえ知らないのだろう。
もしかしたら、あの老人たちでさえ。