選ばれし子供達
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「つまり、距離のある他人の方がよく見る事もある、という事さ」
「…そう、かも知れない」
「僕は、ずっとミチの事を見てきたからね。少しくらいなら、君の事も分かるつもりだよ。まあ、ミチの望む答え必ずしもあげられるとは限らないけどね」
カヲルは私の瞳を覗き込むように見つめながら、にっこりと笑う。
本当に掴めない人物だ。
ゼーレから送り込まれた五番目の適格者。
運命を仕組まれた子供。
フィフス・チルドレン。
私と違って、ちゃんと番号も与えられてる。
私は運命を仕組まれていながら、呼び名がない。
規格外の子供。
所謂イレギュラー。
でも、私はまだ、彼らと共に在る。
きっと私に何かしらの利用価値があると考えているのだろう。
あの老人達、そして碇ゲンドウの考えている事など、私には分からない。
分かりたくもない。