神と人の綾なす物語
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私は自分の意志で刃を取った
大切な人を守りたいから
家族
友人
仲間
そして、君──
だから、この道をゆく
悲しみと、痛みに彩られたこの道を
その先にある“未来”を信じて──
《一人で歩む道》
豊葦原の地.。
こうして再びこの世界に舞い戻る事になるとは、全く思っていなかった。
千尋を守る為に去ったこの地に。
使命の為に、君を置き去りにしたこの地に。
私はもう二度と戻らないつもりだったのに。
「これも既定伝承に定められている、ということなのかな」
ぽつりと呟いた声は、誰にも届かない。
星の瞬く空に虚しく融けていく。
右手に握り締めた冷たい刃に、私は少し泣きたくなる。
こんなものを振り回して、命を奪い続けて。
私は一体何をしているのだろう。
師君から教わった剣技と、志。
王を守り、命を削り。
その先に、本当に私の、あの人の望んだ未来はあるのか。
柊も、風早も知らない結末を、私は導く事が出来るのだろうか。