あなたの笑顔を見るまでは
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封じられた記憶が蘇る
忌々しい記憶
それはずっと閉じ込めておきたいもので
幸せな記憶
それは苦しさと引き換えに手放したもので
一方を手に入れれば
もう一方も必然的に還ってくる
それはさながら光と影
でも、それでもいい
貴方が私の側にあるのなら──
《いつかの記憶》
優しい指先が、私の頬を撫でる。
冷たい指先は、私から温もりを奪っていく。
貴方はどうしてそんなにも冷たいの。
どうして私はこんなにも暖かいの。
閉じ込められて、自由を失ったのは、貴方ではなく、私なのに。
私な身体を抱き締める腕は、いつだって優しい。
まるで壊れ物を扱うように。
私はそんなに弱くはない。
自分の足で歩けるし、剣を振るう事も出来るのに。
貴方はいつも何かを怖れているいるようだった。