優しすぎた世界
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向こうの世界で出来たこの世界の親友。
この世界で見る初めて見る親友の姿。
「蘭!!」
ワンピース姿にサンダルの蘭が風に髪をなびかせながらこちらに歩いてきた。
「蘭!無事だったんだな」
「当たり前でしょう?お兄ちゃんじゃあるまいし」
向こうの世界に渡って多少(?)口の悪くなった蘭が天真くんを一喝する。
「樹、あなたにも願いがあるのでしょう?それなら躊躇わないで。私たちの願いまで京に届かなくなるから」
「!!蘭、応龍の声を聞いたの?」
「私には黒龍が教えてくれたわ。あなた達がここにいるって事もね」
蘭は小さく溜息をついた。
「私が知らない間にこの町もずいぶん変わってしまったから少し戸惑っちゃったわ」
あまり困っていなさそうに蘭は言い放った。
「大丈夫だよ。この町の事は私達が教えてあげるから」
「ありがとう、樹。じゃあさっそく龍神を呼び出しましょうか。今は時間が惜しいから。あの人に早く会いたいから」