cigarette kiss
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『先生~。ちょっとおなか痛いんでトイレ行って保健室行ってきまーす』
私は授業が退屈になってきたので、先生にそう告げて教室を出ていく。
後ろで先生がなんか言ってたが知らん。どうでもいい。
もちろん、お腹なんて痛くないので、トイレにも保健室にもいかない。向かうのは屋上。
獄寺side
俺が日本に来て、10代目と共に過ごすようになってから一つ気なってることがあった。
それは、毎朝10代目が自ら挨拶しているある女のことだ。
そう、今『先生~。ちょっとおなか痛いんでトイレ行って保健室行ってきまーす』とか言いながら出て行った奴だ。
そいつは#mane1#あんずとかいう奴だ。
10代目いわく、そいつは、10代目が中学に入って"ダメツナ"と呼ばれるようになる前から10代目の失態を笑わずに、何かあればそっとサポートしてくれているような存在だったらしく、見たはあんなだが、中身はそんなに悪い人ではないと思うのだとか……。
だから、こうやって挨拶るんだとか……。
本当に10代目は心がお広い……。
だが、俺からすればそいつは、見てくれは俺みたいなタイプで、学校で友達がいるようには見えねぇ。
……とはいっても、一応、クラスの笹川とか黒川とかいう奴が話しかけていたり、飯を食ったりしているのを見かけるが、それ以外で他の奴らとつるんでる様子はねぇ。たまに授業さぼったりもしてるし、なぞが多いやつだ。
にしても、今朝の出来事には正直驚いた。
まさか、霧嶺が俺にあんな物言いをしてくるとは思いもしなかった。
なんなんだあいつは……。確かにあいつの言ってることはまともで、俺も言い返せなかった…。
普段やる気なさそうにしてて、あまり自己主張とかもしねぇ奴だと思っていたが、そうでもねぇらしい。
本当によく分かんねぇ奴だ。
まぁ、10代目が名前で呼ぶようにっていうから呼んでみれば……。
……霧嶺が笑てるところ初めて見たな…。って何考えてんだ俺は。
……午前の授業はあいつの事ばかり考えてて何にも入ってきそうにねぇ。
(…チッ。ガ、スタスタ。ガラガラ)
先生「おーい。獄寺~。授業中だぞ~。どこ行くんだ~。」
獄「……俺も保健室行ってきます。」(ピシャン)
ま、保健室になんていかねえけどな。
一服でもするか。
獄寺side終了