cigarette kiss
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いつもと変わらない日々、正直飽き飽きしていた。
日常が変わるきっかけなんて、いつも突然だ。
最近、"ダメツナ"で有名な"沢田綱吉"が目を見張る活躍を見せ始めた。
ついこの間、学校のアイドルと称される"笹川京子"にパンツ一枚で告白をして、剣道部主将の持田先輩とやらと決闘を制したことや、球技大会のバレーで活躍し始めたのは、まだ記憶に新しい。
まぁ、私は遠巻きに見物していたり、友達から聞いただけだが…。
正直、そんなことはどうでもいい。
問題は、最近同じクラスに転校してきた奴だ…。
そうそいつは"獄寺隼人"
最初こそ、沢田をあんなに睨んでいたのに、ある時から沢田への態度を改めた奴。
私は、別にもともと沢田と仲良かったわけではないが、多少話したりはする程度の仲。"ただそれだけ"だった。
にもかかわらず、朝沢田に挨拶をするだけで、獄寺に睨まれる。正直意味が分からん。まさに今もそんな状況。
沢「あ!霧嶺さんおはよう!」
獄「……よぅ。」
『あぁ、おはよう沢田……と獄寺?』
……正直獄寺は、この睨みさえなければ今よりもっとモテると思う。
沢「ちょっ。獄寺君!何でそんなに霧嶺さんを睨むの…;」
獄「10代目、だってこいつ10代目に馴れ馴れしいじゃないですか!」
…なんだそれ。さすがにイラっときたから、いっちょ物申してあげようかな…。いつもは何も言わないけどね。
沢「えっ。でも霧嶺さんは…、『10代目?……何でもいいけどさ、私には霧嶺あんずって名前があるんだから"こいつ"呼ばわりは、ないんじゃないかな。それに、クラスメイトに挨拶されてんのに挨拶を返さないのも、どうなの。それが"かっこいい"とでも思ってるわけ?だとしたら正直ダサいぞ。』
沢「!霧嶺さん!?」
獄「なっ!てめぇ……。」
『だからさぁ、私にはちゃんとした名前があるって言ってるよねぇ。いい加減覚えたら?相手に失礼でしょうよ。』
沢「(ど正論過ぎて何も言えねぇ……。しかも、獄寺君相手にここまで言えるなんてすごいなぁ。いつもは言わないだけってことかな…。)ご、獄寺君、霧嶺さんの言うとおりだよ!」
獄「じゅ…10代目がそうおっしゃるなら…。……霧嶺…で。」
『…ふふっ。できるじゃん。そうやってちゃんと名前で呼ぶほうがいいと思うよ。獄・寺・君。』
沢・獄「「わらった……?!」」
『そんなに驚くことかなぁ。……まあいいや。あ、もう授業始まる…。』
私の掛け声を合図にそれぞれ席に着く。
1/4ページ