《事の始まり》




政府は追い詰められていた。歴史修正主義者との戦いに、何よりも大切な存在【審神者】が明らかに足りない事に。そして、ただでさえ足りないのに【ブラック本丸】なるものを作り出す【審神者】の存在に。



政府はある決断をする。
それは、【異世界から審神者を用意する】という、突拍子もない決断を。
今の科学ならば、出来ない事はない。
そんなふざけた根拠に突き動かされて完成した、命名【異世界へいってらっしゃ～い君】。イッちゃってはっちゃけた科学者の命名に、政府もツッコミ出来ない程疲れていた。
もう一つ、【異世界からおっかえり～君】を引っ提げ、政府が数名派遣した交渉人。
彼等はそこで、四人の異世界人を連れて帰ってくる事となる。
その四人とは――、色んな意味でチートでございました。






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