リクエスト短編
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「んんん・・どうしよう・・・。」
「あ?どないしたシエル?」
「えっ?!えっとその・・この間友達に”メイク薄いね!”って言われてちゃって・・見直そうにもそんな話できる人いなくて・・。」
「ほぉ〜・・・シエル、明日空いとるか?」
「え?は、はい。空いてますけど・・。」
「ほんなら劇場前広場集合や!夕方6時頃でええかな、待っててや!」
「は・・はい、わかりました。」
・・・・って昨日言われて待ってるけど・・なんだろう。デート出来るのは嬉しいけど・・。
「シエルちゃ〜ん!!」
「・・へ?」
えっ・・今真島さんの声でシエルちゃんって呼ばれた?ちゃん付けなんてしないのに急にどうしたんだろ。
まぁいっか、真島さ・・・・・え????
「ま・・じま、さん?」
え・・・え、真島さんだよね?何で女装??え、派手なドレス着てるけど!!あ、一応ジャケットみたいなの羽織って刺青見えない様にしてるけど・・前からガッツリ見えてるし!!あ、でもそれはいつもか・・・いやいや髭!!髭生やしたまま?!メイクしてるけど見た目怖い!!えっしかもピンヒール履いてる?!なんで走れるの?!
「ま、真島さん、何してるんですか?!」
「真島ぁ?誰やねんそれ、私ゴロ美って言うの!ここにシエルちゃんがおる聞いてなぁ?来ちゃった❤︎」
えぇぇえぇ?!?!
「化粧品見たいんやろ?近くにオススメのブランドがあんねん!行こうや!」
「えっえっ?!」
戸惑う私は真島さ・・・ううん、ゴロ美さんに手を掴まれて連れられるがままの私だった。
(あ・・付け爪してる。)
ピンクの長い綺麗な付け爪・・・。
(・・・かっこいいなぁ・・。)
普段の真島さんは堂々としててかっこいい。自分の格好を恥じる事なく貫いてる。
今会ってるゴロ美さんだって、見た目からして凄い異様で他の人の目だってあるのに・・恥じてる様子がなくて堂々としてる。どんな人よりも・・凄いかっこいい。
(それに比べて私は・・・。)
・・友達にメイク薄いねって言われたなんて嘘。本当は・・こんな私が、真島さんの傍にいていいのかなって不安だった。メイクに興味がない私は普段から薄化粧だし、すっぴんの時だってある。時々2人で街を歩いてかっこいい真島さんを見ていると・・自分が幼く見えてくる。こんなに堂々としてかっこいい人の隣に歩いてる私は・・ここにいていいのかなって。
「ほれ着いたで!ほんなら、ええメイク品探そうな!」
「・・はいっ!」
でもいいチャンスだ!ゴロ美さんになりきってる真島さんに好みを聞こう・・!!
(って・・・ここ超ハイブランドじゃん!!)
も・・もしかして普段からゴロ美さんはこんないいの使ってるの?!本格的すぎない?!
「いらっしゃいませゴロ美様。ごゆっくりご覧くださいませ。」
「おおきに!」
最早店員さんと仲良いし!!
って・・あれ?お客さんがいない?いくらこの時間でもハイブランド店だから混んでもおかしくないのに・・。
「さて、折角の貸切や!見てくで〜!」
「・・はっ?!貸切?!」
「ゴロ美が真島はんにお願いしたんよ!シエルちゃんとデートしたいから貸切にしてって❤︎」
「えぇぇ?!?!」
そこまでする?!
「さて・・まずはファンデーションやな!」
・・私を置いてけぼりにして楽しそう・・・。
でも・・・なんか、いいな。普段の真島さんとのデートはお買い物するけど貸切ってわけじゃないし・・こうしてゆっくり見れるのいいかも。
「シエルちゃんは肌が綺麗やからの〜・・そない濃いメイクはせんでええと思うけど、何か希望とかあるんか?」
「えっと・・・と、友達にメイクが薄いって–––」
「––ホンマの理由は?」
「・・え?」
「ホンマはちゃうやろ?・・真島はんは気づいとるで。」
「っ!」
嘘・・・。
「なんで・・?」
「・・昨日話しとる時な、なんや寂しそうな目しとる言うてたんや。その目を真島はんはよう知っとる。人が後ろめたい気持ちを持ったまま嘘つく時の目やってな。」
「・・・。」
「なんや自分で聞くんが恥ずかしい言うとってゴロ美に頼んできたんやでぇ?ほんま、どうしょうもない男やなぁ!」
・・・ううん、違う。ゴロ美さんの姿でそんな話をしてきたのはそんな理由だからじゃない。
真島さんの姿でそんな事を聞いたら、私が答えないって分かってるからだ。
(真島さんは本当に・・どこまでも優しい人だな・・。)
だからこそ・・余計に辛くなる。ここまで完璧な人と・・私は一緒にいていいのかなって・・。
「・・真島さんの、傍にいる為・・・です。」
「?」
「私、全然女としてちゃんとしてなくて・・かっこよくて完璧な真島さんの隣にいてもいいのかなって・・・少しでも大人の女になりたくて・・見合う女に、なりたい・・それだけ、です・・。」
「・・・・。」
「・・ご、ごめんなさい、こんな事言って!ゴロ美さんのオススメ教えてください!それ使って勉強し–––」
「––そんな必要あらへんよ。」
「え?」
言った事が恥ずかしくなってお店の奥に行こうとした私の手を握ったゴロ美さん、その目を見ると・・・私の知ってる、真島さんの目になっていた。
「・・俺は、そのまんまのシエルが好きや。」
「!」
「着飾ろうとせんシエルが好きで惚れたんや。せやからそないな事気にせんでええ。俺はシエルが傍におってくれるだけで充分なんや。お前は充分・・俺の可愛えぇ女や。」
「・・ま、じま・・さん・・?」
「・・!・・は、早う選ぼうか!せやなぁ、ゴロ美のオススメは・・!」
私より先にお店の奥に向かうゴロ美さん。
・・・ウィッグで隠れてるけど、少しだけ見えた耳・・真っ赤になってる・・。
「・・ふふっ。」
真島さんて・・そんな可愛い面もあるんだ。かっこいいだけじゃ・・ないんだ。
「ゴロ美さん!私に似合いそうなメイク用品、探してもらえませんか?いつもの私のメイクでも出来るような!」
「!・・おぅ、任せとき!」
それからのデートは楽しかった。
一緒にメイク用品を探して、メイクのコツを教えてもらって、何もかもが楽しかった。私もゴロ美さんも、ずっと笑顔で過ごせていた。真島さんとのデートも勿論楽しいけど・・こうして時々でいいから、またゴロ美さんともデートしたいなぁ。
「いや〜、仰山買ったなぁ!どこかで休憩するか!」
「そしたらオススメの個室喫茶があるんです!そこで休みながら、さっきのコツを踏まえてメイクしてもいいですか?」
「もっちろん♪ほな行こか!」
大量のメイク用品を買った私達は行きつけの個室喫茶に入ってゆっくりお茶をする事にした。
個室の方がゆっくり出来るし居酒屋だと騒がしいし・・のんびりできるから丁度いいや!
「よし、ほんなら早速メイクしてみよか!」
「はい!よろしくお願いします!」
私はゴロ美さんが教えてくれたコツ通りメイクをする。
横から教えてくれるゴロ美さんにまたアドバイスを貰いながら・・私のメイクは完成寸前だった。
「凄い・・!この時点で全然違う!」
「せやろせやろ?ゴロ美直伝、すっぴんメイク術や!ほな、最後はグロスやな!してあげるから、こっち向いてや!」
「お願いします!」
ゴロ美さんに体を向けると、ゴロ美さんにそっと頬を片方包まれる。
「・・!」
金髪ウィッグの下にある・・・真剣な目。
うわ・・やばい、かっこいい・・・そういえばお買い物してる時、全然目が合わなかったから・・改めて見ると、ドキドキする・・。
・・・や、やばい、目合わせられない・・!!
「・・シエルちゃん、どないして目瞑るん?」
「っ・・目が、かっこよくて・・その、恥ずかしくて・・・すみません・・。」
「・・・そうか。・・塗るで?動くなよ。」
唇に感じる冷たい感触・・・・かと思ったら、それはいつまでも来なくて・・・。
・・・どうしたんだろ?そう思って目を開けようかと思ったその時、冷たい感触じゃなくて暖かくて柔らかいものが唇に触れたのが分かった。
(え・・これって・・。)
「・・!!」
え・・キス、されてる・・・!!
「ゴロ美、さっ・・!」
「・・可愛えぇシエルが悪いんやで。」
「んっ・・!!」
ゴロ美さんのキスから逃れようとしたけど、ゴロ美さんはそれを許してくれない。私の頭を後ろから抑えて舌をねじ込んでくる。突然の事で絡まれるしかなかった私は受け入れるがままだった。迫ってくるゴロ美さんに押されて体勢が崩れそうになったけど、もう片方の手で私を抱き寄せて私の体はゴロ美さんの胸の中。
「あっ、ふぅっんっ!!」
(あっ・・熱い、気持ちいい・・・。)
絡ませてくるその舌が熱い。お互い漏れる吐息が熱い。体中が・・熱い。
息苦しくなった私は目を開けて一度やめてもらおうと懇願しようとしたけど・・・ゴロ美さんの・・ううん、真島さんの熱い目にやられて何も言えなかった。
私の大好きな・・・真島さんの目・・。
長い熱いキスを終えると、真島さんの目のまま私の体を触り始めてくる。
「・・もぉ、ゴロ美はええ?・・真島吾朗として、シエルを抱きたい・・。」
『ドキッ・・』
「・・・は、い・・。」
そこからホテルに移動した私達は、八神シエルと真島吾朗として・・一晩を一緒に過ごす事になった。
正直に話せる機会をくれたゴロ美さん・・ありがとう。
「あ?どないしたシエル?」
「えっ?!えっとその・・この間友達に”メイク薄いね!”って言われてちゃって・・見直そうにもそんな話できる人いなくて・・。」
「ほぉ〜・・・シエル、明日空いとるか?」
「え?は、はい。空いてますけど・・。」
「ほんなら劇場前広場集合や!夕方6時頃でええかな、待っててや!」
「は・・はい、わかりました。」
・・・・って昨日言われて待ってるけど・・なんだろう。デート出来るのは嬉しいけど・・。
「シエルちゃ〜ん!!」
「・・へ?」
えっ・・今真島さんの声でシエルちゃんって呼ばれた?ちゃん付けなんてしないのに急にどうしたんだろ。
まぁいっか、真島さ・・・・・え????
「ま・・じま、さん?」
え・・・え、真島さんだよね?何で女装??え、派手なドレス着てるけど!!あ、一応ジャケットみたいなの羽織って刺青見えない様にしてるけど・・前からガッツリ見えてるし!!あ、でもそれはいつもか・・・いやいや髭!!髭生やしたまま?!メイクしてるけど見た目怖い!!えっしかもピンヒール履いてる?!なんで走れるの?!
「ま、真島さん、何してるんですか?!」
「真島ぁ?誰やねんそれ、私ゴロ美って言うの!ここにシエルちゃんがおる聞いてなぁ?来ちゃった❤︎」
えぇぇえぇ?!?!
「化粧品見たいんやろ?近くにオススメのブランドがあんねん!行こうや!」
「えっえっ?!」
戸惑う私は真島さ・・・ううん、ゴロ美さんに手を掴まれて連れられるがままの私だった。
(あ・・付け爪してる。)
ピンクの長い綺麗な付け爪・・・。
(・・・かっこいいなぁ・・。)
普段の真島さんは堂々としててかっこいい。自分の格好を恥じる事なく貫いてる。
今会ってるゴロ美さんだって、見た目からして凄い異様で他の人の目だってあるのに・・恥じてる様子がなくて堂々としてる。どんな人よりも・・凄いかっこいい。
(それに比べて私は・・・。)
・・友達にメイク薄いねって言われたなんて嘘。本当は・・こんな私が、真島さんの傍にいていいのかなって不安だった。メイクに興味がない私は普段から薄化粧だし、すっぴんの時だってある。時々2人で街を歩いてかっこいい真島さんを見ていると・・自分が幼く見えてくる。こんなに堂々としてかっこいい人の隣に歩いてる私は・・ここにいていいのかなって。
「ほれ着いたで!ほんなら、ええメイク品探そうな!」
「・・はいっ!」
でもいいチャンスだ!ゴロ美さんになりきってる真島さんに好みを聞こう・・!!
(って・・・ここ超ハイブランドじゃん!!)
も・・もしかして普段からゴロ美さんはこんないいの使ってるの?!本格的すぎない?!
「いらっしゃいませゴロ美様。ごゆっくりご覧くださいませ。」
「おおきに!」
最早店員さんと仲良いし!!
って・・あれ?お客さんがいない?いくらこの時間でもハイブランド店だから混んでもおかしくないのに・・。
「さて、折角の貸切や!見てくで〜!」
「・・はっ?!貸切?!」
「ゴロ美が真島はんにお願いしたんよ!シエルちゃんとデートしたいから貸切にしてって❤︎」
「えぇぇ?!?!」
そこまでする?!
「さて・・まずはファンデーションやな!」
・・私を置いてけぼりにして楽しそう・・・。
でも・・・なんか、いいな。普段の真島さんとのデートはお買い物するけど貸切ってわけじゃないし・・こうしてゆっくり見れるのいいかも。
「シエルちゃんは肌が綺麗やからの〜・・そない濃いメイクはせんでええと思うけど、何か希望とかあるんか?」
「えっと・・・と、友達にメイクが薄いって–––」
「––ホンマの理由は?」
「・・え?」
「ホンマはちゃうやろ?・・真島はんは気づいとるで。」
「っ!」
嘘・・・。
「なんで・・?」
「・・昨日話しとる時な、なんや寂しそうな目しとる言うてたんや。その目を真島はんはよう知っとる。人が後ろめたい気持ちを持ったまま嘘つく時の目やってな。」
「・・・。」
「なんや自分で聞くんが恥ずかしい言うとってゴロ美に頼んできたんやでぇ?ほんま、どうしょうもない男やなぁ!」
・・・ううん、違う。ゴロ美さんの姿でそんな話をしてきたのはそんな理由だからじゃない。
真島さんの姿でそんな事を聞いたら、私が答えないって分かってるからだ。
(真島さんは本当に・・どこまでも優しい人だな・・。)
だからこそ・・余計に辛くなる。ここまで完璧な人と・・私は一緒にいていいのかなって・・。
「・・真島さんの、傍にいる為・・・です。」
「?」
「私、全然女としてちゃんとしてなくて・・かっこよくて完璧な真島さんの隣にいてもいいのかなって・・・少しでも大人の女になりたくて・・見合う女に、なりたい・・それだけ、です・・。」
「・・・・。」
「・・ご、ごめんなさい、こんな事言って!ゴロ美さんのオススメ教えてください!それ使って勉強し–––」
「––そんな必要あらへんよ。」
「え?」
言った事が恥ずかしくなってお店の奥に行こうとした私の手を握ったゴロ美さん、その目を見ると・・・私の知ってる、真島さんの目になっていた。
「・・俺は、そのまんまのシエルが好きや。」
「!」
「着飾ろうとせんシエルが好きで惚れたんや。せやからそないな事気にせんでええ。俺はシエルが傍におってくれるだけで充分なんや。お前は充分・・俺の可愛えぇ女や。」
「・・ま、じま・・さん・・?」
「・・!・・は、早う選ぼうか!せやなぁ、ゴロ美のオススメは・・!」
私より先にお店の奥に向かうゴロ美さん。
・・・ウィッグで隠れてるけど、少しだけ見えた耳・・真っ赤になってる・・。
「・・ふふっ。」
真島さんて・・そんな可愛い面もあるんだ。かっこいいだけじゃ・・ないんだ。
「ゴロ美さん!私に似合いそうなメイク用品、探してもらえませんか?いつもの私のメイクでも出来るような!」
「!・・おぅ、任せとき!」
それからのデートは楽しかった。
一緒にメイク用品を探して、メイクのコツを教えてもらって、何もかもが楽しかった。私もゴロ美さんも、ずっと笑顔で過ごせていた。真島さんとのデートも勿論楽しいけど・・こうして時々でいいから、またゴロ美さんともデートしたいなぁ。
「いや〜、仰山買ったなぁ!どこかで休憩するか!」
「そしたらオススメの個室喫茶があるんです!そこで休みながら、さっきのコツを踏まえてメイクしてもいいですか?」
「もっちろん♪ほな行こか!」
大量のメイク用品を買った私達は行きつけの個室喫茶に入ってゆっくりお茶をする事にした。
個室の方がゆっくり出来るし居酒屋だと騒がしいし・・のんびりできるから丁度いいや!
「よし、ほんなら早速メイクしてみよか!」
「はい!よろしくお願いします!」
私はゴロ美さんが教えてくれたコツ通りメイクをする。
横から教えてくれるゴロ美さんにまたアドバイスを貰いながら・・私のメイクは完成寸前だった。
「凄い・・!この時点で全然違う!」
「せやろせやろ?ゴロ美直伝、すっぴんメイク術や!ほな、最後はグロスやな!してあげるから、こっち向いてや!」
「お願いします!」
ゴロ美さんに体を向けると、ゴロ美さんにそっと頬を片方包まれる。
「・・!」
金髪ウィッグの下にある・・・真剣な目。
うわ・・やばい、かっこいい・・・そういえばお買い物してる時、全然目が合わなかったから・・改めて見ると、ドキドキする・・。
・・・や、やばい、目合わせられない・・!!
「・・シエルちゃん、どないして目瞑るん?」
「っ・・目が、かっこよくて・・その、恥ずかしくて・・・すみません・・。」
「・・・そうか。・・塗るで?動くなよ。」
唇に感じる冷たい感触・・・・かと思ったら、それはいつまでも来なくて・・・。
・・・どうしたんだろ?そう思って目を開けようかと思ったその時、冷たい感触じゃなくて暖かくて柔らかいものが唇に触れたのが分かった。
(え・・これって・・。)
「・・!!」
え・・キス、されてる・・・!!
「ゴロ美、さっ・・!」
「・・可愛えぇシエルが悪いんやで。」
「んっ・・!!」
ゴロ美さんのキスから逃れようとしたけど、ゴロ美さんはそれを許してくれない。私の頭を後ろから抑えて舌をねじ込んでくる。突然の事で絡まれるしかなかった私は受け入れるがままだった。迫ってくるゴロ美さんに押されて体勢が崩れそうになったけど、もう片方の手で私を抱き寄せて私の体はゴロ美さんの胸の中。
「あっ、ふぅっんっ!!」
(あっ・・熱い、気持ちいい・・・。)
絡ませてくるその舌が熱い。お互い漏れる吐息が熱い。体中が・・熱い。
息苦しくなった私は目を開けて一度やめてもらおうと懇願しようとしたけど・・・ゴロ美さんの・・ううん、真島さんの熱い目にやられて何も言えなかった。
私の大好きな・・・真島さんの目・・。
長い熱いキスを終えると、真島さんの目のまま私の体を触り始めてくる。
「・・もぉ、ゴロ美はええ?・・真島吾朗として、シエルを抱きたい・・。」
『ドキッ・・』
「・・・は、い・・。」
そこからホテルに移動した私達は、八神シエルと真島吾朗として・・一晩を一緒に過ごす事になった。
正直に話せる機会をくれたゴロ美さん・・ありがとう。