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沖田さんに支えられながら、私達は沖田さんの家へ向かった。
支えてくれている沖田さんは小さな段差にも気を遣ってくるから、なんとも申し訳ない気持ち・・・。
「もうちょいで着くで。」
「はい。」
・・・・・・・・。
そういえば私達・・さっき・・・キス、したんだよね。し・・舌も入れて・・あんな深いキス・・・。
ちらりと沖田さんを見ると、たまたま私を見ていたのか目が合ってしまう。思わず目を逸らすと・・口に目が・・・・・・。
「~~~っ!!」
「ん?どないしたシエルちゃん?」
「なっ・・何でもないですっ!!」
「・・変なシエルちゃんやのぉ。」
その後しばらく歩くとなんとか辿り着く。
や・・やっと着いた・・・緊張した・・・・。
「ちぃと待っとれ、風呂沸かしてくるわ。」
「はい、分かりました。」
「ここ座って待っとき。」
沖田さんが用意してくれた座布団に座ると、本人はそのまま風呂場へ向かって行った。
・・・そういえば沖田さんの家に来るのって池田屋の時以来、だったかな。あの時食べた沖田さんの料理・・美味しかったなぁ。そんな事を考えてると、『くきゅる』とお腹の音が鳴る。
(そういえば朝から何も食べてないや・・。)
稽古前は昨日の事で頭がいっぱいで食事どころじゃ無かったし。
「待たせてすまんの。」
「あ、ありがとうございます沖田さん。」
「髪も血で固まってしもうてるからの、風呂場でゆっくり洗うんやで?」
「はい、分かり———」
『くきゅるる』
「——!!」
な・・・・なんてタイミングで鳴るのよ・・!!
私のお腹の音を聞いた沖田さんは目をパチクリさせ・・・その後盛大に遠慮なく笑い出す。
「ぶはっ!!ホンマシエルちゃんの腹は素直やのぉ!!」
「わ・・笑わないでくださいよ本当・・!恥ずかしい!」
「ヒヒヒッ!!よし、ちぃと待っとれ。」
沖田さんは笑いを堪えながら台所へ向かう。
(そ・・そこまで笑わなくていいのに・・!)
待っていると、沖田さんの手にはお皿に乗ったおにぎりだった。
3個ほど作ってくれた沖田さんはちゃぶ台の上に置く。
「ほれ、召し上がれ。」
「すみません・・いただきます。」
お米は冷えていたけど、凄く美味しかった。
沖田さんの想いがこもってる気がして・・うん、美味しい。お腹が減っていた私はその3個のおにぎりをぺろりと平らげる。
「ふぅ・・ご馳走様でした。」
お礼を言いながら沖田さんを見ると・・・なんだか凄く幸せそうな顔をしながら頬杖をついている。
「あの・・どうしました沖田さん?」
「ん~・・・一生懸命ワシが作ったモンを食べとるシエルちゃんが可愛くての。つい見惚れとったわ。」
「えっ・・!」
「あ・・ほぉれまた米粒ついとるで。」
「えっ・・ど、どこですか?」
ついているという米粒を探そうとしたら、私の手首を掴みその顔が近づいてくる。
「ここやここ。」
「え・・・?」
そのまま沖田さんは・・私の口の左端をぺろりと舐め米粒を取る。
「~~っ!!お、おお沖田さん!!」
「ヒヒ、顔真っ赤にしおって・・かわええのぉ。」
「も・・もぉ!!」
「さぁて、そろそろ風呂もええかのぉ。」
上機嫌になった沖田さんは鼻歌を歌いながら風呂場へ向かって行った。
(ほ・・本当にこの人は・・・!)
逆に腹が立ってきた・・!!
「シエルちゃん、ええ塩梅やったで。」
優しい笑顔で言ってくれる沖田さん。
・・・なんか私だけオドオドしてムカつく・・・どうにかしてその表情を崩してやりたい・・・。
そうだ・・・!
「あの沖田さん、お願いがあるんですけど・・。」
「お?どないした?」
私から何かをお願いされるのが嬉しいのか、更にいい笑顔になる沖田さん。
でも———
「私の体、洗ってもらえませんか?」
「・・・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
私のその一言で、目で見て分かるくらい真っ赤になっていた。
「・・・はい?」
支えてくれている沖田さんは小さな段差にも気を遣ってくるから、なんとも申し訳ない気持ち・・・。
「もうちょいで着くで。」
「はい。」
・・・・・・・・。
そういえば私達・・さっき・・・キス、したんだよね。し・・舌も入れて・・あんな深いキス・・・。
ちらりと沖田さんを見ると、たまたま私を見ていたのか目が合ってしまう。思わず目を逸らすと・・口に目が・・・・・・。
「~~~っ!!」
「ん?どないしたシエルちゃん?」
「なっ・・何でもないですっ!!」
「・・変なシエルちゃんやのぉ。」
その後しばらく歩くとなんとか辿り着く。
や・・やっと着いた・・・緊張した・・・・。
「ちぃと待っとれ、風呂沸かしてくるわ。」
「はい、分かりました。」
「ここ座って待っとき。」
沖田さんが用意してくれた座布団に座ると、本人はそのまま風呂場へ向かって行った。
・・・そういえば沖田さんの家に来るのって池田屋の時以来、だったかな。あの時食べた沖田さんの料理・・美味しかったなぁ。そんな事を考えてると、『くきゅる』とお腹の音が鳴る。
(そういえば朝から何も食べてないや・・。)
稽古前は昨日の事で頭がいっぱいで食事どころじゃ無かったし。
「待たせてすまんの。」
「あ、ありがとうございます沖田さん。」
「髪も血で固まってしもうてるからの、風呂場でゆっくり洗うんやで?」
「はい、分かり———」
『くきゅるる』
「——!!」
な・・・・なんてタイミングで鳴るのよ・・!!
私のお腹の音を聞いた沖田さんは目をパチクリさせ・・・その後盛大に遠慮なく笑い出す。
「ぶはっ!!ホンマシエルちゃんの腹は素直やのぉ!!」
「わ・・笑わないでくださいよ本当・・!恥ずかしい!」
「ヒヒヒッ!!よし、ちぃと待っとれ。」
沖田さんは笑いを堪えながら台所へ向かう。
(そ・・そこまで笑わなくていいのに・・!)
待っていると、沖田さんの手にはお皿に乗ったおにぎりだった。
3個ほど作ってくれた沖田さんはちゃぶ台の上に置く。
「ほれ、召し上がれ。」
「すみません・・いただきます。」
お米は冷えていたけど、凄く美味しかった。
沖田さんの想いがこもってる気がして・・うん、美味しい。お腹が減っていた私はその3個のおにぎりをぺろりと平らげる。
「ふぅ・・ご馳走様でした。」
お礼を言いながら沖田さんを見ると・・・なんだか凄く幸せそうな顔をしながら頬杖をついている。
「あの・・どうしました沖田さん?」
「ん~・・・一生懸命ワシが作ったモンを食べとるシエルちゃんが可愛くての。つい見惚れとったわ。」
「えっ・・!」
「あ・・ほぉれまた米粒ついとるで。」
「えっ・・ど、どこですか?」
ついているという米粒を探そうとしたら、私の手首を掴みその顔が近づいてくる。
「ここやここ。」
「え・・・?」
そのまま沖田さんは・・私の口の左端をぺろりと舐め米粒を取る。
「~~っ!!お、おお沖田さん!!」
「ヒヒ、顔真っ赤にしおって・・かわええのぉ。」
「も・・もぉ!!」
「さぁて、そろそろ風呂もええかのぉ。」
上機嫌になった沖田さんは鼻歌を歌いながら風呂場へ向かって行った。
(ほ・・本当にこの人は・・・!)
逆に腹が立ってきた・・!!
「シエルちゃん、ええ塩梅やったで。」
優しい笑顔で言ってくれる沖田さん。
・・・なんか私だけオドオドしてムカつく・・・どうにかしてその表情を崩してやりたい・・・。
そうだ・・・!
「あの沖田さん、お願いがあるんですけど・・。」
「お?どないした?」
私から何かをお願いされるのが嬉しいのか、更にいい笑顔になる沖田さん。
でも———
「私の体、洗ってもらえませんか?」
「・・・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
私のその一言で、目で見て分かるくらい真っ赤になっていた。
「・・・はい?」