短編集
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「うわぁ…!凄いいい景色!」
「せやろせやろ〜?シエル喜ばせる為に選んだんやで〜!」
「ふふっ、それ今私に言っちゃう?」
「隠し事なんかできるわけないやろぉ?まだ時間あるようやし、車で待ってようや。」
「うん!」
昨日の夜、真島さんから突然連絡があった。
『明日流れ星なんやって!見に行かへんか?』
もちろん返事はOKなんだけど…神室町のどこに見れる場所がある??って不思議だったけど…まさか車で山の方まで行くとは思わなかった…。しかもワゴン車で後ろ座席を畳めば寝れるくらいの広さ…!一昔前の車なのか、最近では珍しく車の上から空が見えるようになってるから寝転がったまま見れる…!毛布に温かい飲み物とか用意してあるし…準備万端すぎない?
「ほれできたでシエル!寒ないように毛布ちゃんとかけとき。」
「ありがとう!」
わぁ…!背中も痛くないように薄い敷布団まで…!薄い…けどクッション性ある!これいいなぁ〜。
「あったか〜い…ふふっ、なんか贅沢だなぁ。真島さんも寝転がろ?」
「せやな。ほんなら、隣邪魔するで。」
「どうぞ〜!」
流石に2人で寝転がるとちょっと気持ち狭い…かな。真島さん私よりも体大きいからちょっと端寄ってあげよう…。
そう思って少し横にずれたその時、真島さんが私の後ろに腕を通して抱き寄せてきた。
「えっ、ま、真島さんっ?」
「この方が暖かいやん。な?」
「う、うん…。」
う…腕枕だぁ…!寝る時にもしてくれるけど…な、なんか恥ずかしい…!なんでだろ、いつもとシチュエーションが違うからかな…?チラリと横目で見る真島さんの横顔は…凄く、かっこいい…!!
「…そない仰山見てたら穴開いてまうでシエル。」
「えっ?!」
「ヒヒッ!」
き、気づいてた…。
「そういやシエルは流れ星になんて願い事するん?」
「ん〜…そうだなぁ…。」
そういえば何も考えてなかったなぁ…何がいいかな…。
願い事…したい、こと…。
「……今、すっごいベタな事考えた…。」
「お?なんや、教えてくれや。」
「ばっ…馬鹿にしない?」
「するわけあらへんがな。ほんで?」
本当に…本当にすっごいベタなんだけど…でも、真島さんと私の関係は…それを願うのにふさわしいって言い方変だけど…そう願ってもいいんじゃないかな。
極道の真島さんと、一般人の私だからこその…。
「…真島さんの隣に、ずっといれますように…。」
「……シエル…。」
「…えへへっ、変かな…でも私…ずっと真島さんと一緒にいたいって思ってるよ?」
大好きな人と一緒にいたいって思うのは当たり前だと思うけど、真島さんは私とは違って危ない世界に身を置いている。いつどこで何が起こるかは分からない。だからこそ…この人とずっと一緒にいたいって、心の底から願いたい。この願いをどうか叶えてほしい。
……って、何言ってるの私!?ふ、普通に恥ずかしい!!顔見れないよ!!
「あ、あはは!ごめんね急に!な、流れ星まだかなぁ?!」
「……。」
「そういえば真島さんの願い事って–––んっ?!」
私の質問を聞く前に–––真島さんは覆い被さってきて深いキスをしてきた。頭を抑えられて身動き取れない私は真島さんの舌にただ犯されるだけ。
「んっんむっ、んぅっふぁっ…!」
気持ちい、キス…こんな深いキス、久しぶり……。上手く息遣いができなくて苦しかったけど、そんなのどうでもいいくらいに真島さんとのキスは気持ちいい。私を愛してくれてる、好きって気持ちがすごく伝わってくる。行為だけじゃなくて、心までも心地よくしてくれる。
長い長いキスが終わって真島さんの口が離れると鋭い目で私を見てくる。
「…その願いは俺が叶えたるよ。」
「ふぇ…?」
「シエルがずっと願ってくれとるなら、俺は全力でそれを叶えたる。お前の願いが…俺の願いや。」
「…っ……。」
「……して、ええ…?」
「…う、ん……。」
普通なら「星は?!星見ようよ!」「車じゃ恥ずかしいよぉ!」なんて言うんだろうけど…私はそんなこと言わない。私も真島さんが願うことはできる限り叶えたい。だから貴重な流れ星を見れる機会だとしても、私は真島さんに求められれば応えたい。
私を激しく求めてくる真島さん。真島さん越しに見えた星空には–––多くの星が流れ始めた。
(流れ星さん…どうかお願いします。この人とずっと、一緒にいさせてください。)
流れ星達に見守られながら、私達は求めあう。星に願いを込めながら。2人の願いが叶うことを祈って。
「せやろせやろ〜?シエル喜ばせる為に選んだんやで〜!」
「ふふっ、それ今私に言っちゃう?」
「隠し事なんかできるわけないやろぉ?まだ時間あるようやし、車で待ってようや。」
「うん!」
昨日の夜、真島さんから突然連絡があった。
『明日流れ星なんやって!見に行かへんか?』
もちろん返事はOKなんだけど…神室町のどこに見れる場所がある??って不思議だったけど…まさか車で山の方まで行くとは思わなかった…。しかもワゴン車で後ろ座席を畳めば寝れるくらいの広さ…!一昔前の車なのか、最近では珍しく車の上から空が見えるようになってるから寝転がったまま見れる…!毛布に温かい飲み物とか用意してあるし…準備万端すぎない?
「ほれできたでシエル!寒ないように毛布ちゃんとかけとき。」
「ありがとう!」
わぁ…!背中も痛くないように薄い敷布団まで…!薄い…けどクッション性ある!これいいなぁ〜。
「あったか〜い…ふふっ、なんか贅沢だなぁ。真島さんも寝転がろ?」
「せやな。ほんなら、隣邪魔するで。」
「どうぞ〜!」
流石に2人で寝転がるとちょっと気持ち狭い…かな。真島さん私よりも体大きいからちょっと端寄ってあげよう…。
そう思って少し横にずれたその時、真島さんが私の後ろに腕を通して抱き寄せてきた。
「えっ、ま、真島さんっ?」
「この方が暖かいやん。な?」
「う、うん…。」
う…腕枕だぁ…!寝る時にもしてくれるけど…な、なんか恥ずかしい…!なんでだろ、いつもとシチュエーションが違うからかな…?チラリと横目で見る真島さんの横顔は…凄く、かっこいい…!!
「…そない仰山見てたら穴開いてまうでシエル。」
「えっ?!」
「ヒヒッ!」
き、気づいてた…。
「そういやシエルは流れ星になんて願い事するん?」
「ん〜…そうだなぁ…。」
そういえば何も考えてなかったなぁ…何がいいかな…。
願い事…したい、こと…。
「……今、すっごいベタな事考えた…。」
「お?なんや、教えてくれや。」
「ばっ…馬鹿にしない?」
「するわけあらへんがな。ほんで?」
本当に…本当にすっごいベタなんだけど…でも、真島さんと私の関係は…それを願うのにふさわしいって言い方変だけど…そう願ってもいいんじゃないかな。
極道の真島さんと、一般人の私だからこその…。
「…真島さんの隣に、ずっといれますように…。」
「……シエル…。」
「…えへへっ、変かな…でも私…ずっと真島さんと一緒にいたいって思ってるよ?」
大好きな人と一緒にいたいって思うのは当たり前だと思うけど、真島さんは私とは違って危ない世界に身を置いている。いつどこで何が起こるかは分からない。だからこそ…この人とずっと一緒にいたいって、心の底から願いたい。この願いをどうか叶えてほしい。
……って、何言ってるの私!?ふ、普通に恥ずかしい!!顔見れないよ!!
「あ、あはは!ごめんね急に!な、流れ星まだかなぁ?!」
「……。」
「そういえば真島さんの願い事って–––んっ?!」
私の質問を聞く前に–––真島さんは覆い被さってきて深いキスをしてきた。頭を抑えられて身動き取れない私は真島さんの舌にただ犯されるだけ。
「んっんむっ、んぅっふぁっ…!」
気持ちい、キス…こんな深いキス、久しぶり……。上手く息遣いができなくて苦しかったけど、そんなのどうでもいいくらいに真島さんとのキスは気持ちいい。私を愛してくれてる、好きって気持ちがすごく伝わってくる。行為だけじゃなくて、心までも心地よくしてくれる。
長い長いキスが終わって真島さんの口が離れると鋭い目で私を見てくる。
「…その願いは俺が叶えたるよ。」
「ふぇ…?」
「シエルがずっと願ってくれとるなら、俺は全力でそれを叶えたる。お前の願いが…俺の願いや。」
「…っ……。」
「……して、ええ…?」
「…う、ん……。」
普通なら「星は?!星見ようよ!」「車じゃ恥ずかしいよぉ!」なんて言うんだろうけど…私はそんなこと言わない。私も真島さんが願うことはできる限り叶えたい。だから貴重な流れ星を見れる機会だとしても、私は真島さんに求められれば応えたい。
私を激しく求めてくる真島さん。真島さん越しに見えた星空には–––多くの星が流れ始めた。
(流れ星さん…どうかお願いします。この人とずっと、一緒にいさせてください。)
流れ星達に見守られながら、私達は求めあう。星に願いを込めながら。2人の願いが叶うことを祈って。