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「なぁシエル、ほんまに待つんかぁ?」
「待つ!その為にここまで来たんだから!」
「こない暑い中待ってまで食う価値あるんやなぁ・・ここの店は。」
「うん、ここだけは絶対に吾朗さんに食べてほしいの!」
「ほぉ〜・・ほな待ってみるか。」
今日はシエルの地元まで来てみたが、なんやどうしても食べてほしいいうもんがあるらしい。ついて来たはいいものの・・店開いてまだちぃとしか経っとらんのに、もぉ行列ができとる。
シエルが店主に車で待っとる言うてくれて、声がかかるのを待つだけや。
「しっかし暑いのぉシエルの地元は。ガキの頃こない中よぉ生活できたな。」
「あはは、そうだね!風も強いから学生の頃自転車漕ぐのも大変で・・神室町とはすごい違いだよ。」
夏は猛暑。冬は極寒。神室町ではそうそう体験できひんような体験談を笑顔でよぉシエルは話してくれとる。
・・正直それを聞いとるのが楽しくて、ホンマにそうなんかと思った俺が地元に行きたい言うたんや。
(そういや行きたい言うた時、シエル嬉しそうな顔しとったなぁ。)
最近地元帰っとらん言うてたし、嬉しかったんやろなぁ。
俺は・・そんな嬉しそうに、楽しそうに地元の話をするシエルを見るのが好きや。俺には地元っちゅうもんがよぉ分からんから、ちぃと羨ましいいうんのもあるかもしれへんな。
「でね、もぉ地元の子はすっごい向かい風の中自転車押して学校行くのが当たり前で・・・真島さん?」
「ん?」
「・・・ごめんね、私ばっかり話してて・・。」
「俺シエルの話聞くの好きやで?ホンマに地元好きなんやなーって思うし、ええ事やんか。なんで謝るん?」
「そ、そっか・・良かった・・・実はいつも地元の話する時、ちょっと不安だったの。」
(不安?)
「何がや?」
「・・真島さんに一方的に話してるし・・楽しいのかなーって・・。」
「何言うてんねん。ホンマに楽しいで?」
「うん・・あとね?真島さんに私の地元を好きになって欲しかったからずっと話してたの。」
「シエルの地元を?」
こくりと頷くシエルは頬を少し赤くさせながら話し始めおった。
「その・・真島さん神室町の話する時どこか寂しそうな顔するから、あんまり好きじゃないのかなって・・そういえば実家の話とか聞いた事なかったから、神室町以外にいれる街がないからつまらないのかなぁって思って・・。」
「・・!」
「それで私の地元の話する時凄い聞いてくれるし・・地元行きたいって言ってくれたのが嬉しかったの。私の大好きな街を真島さんにも好きになってほしくて・・後はえっと、その・・・。」
チラリと見てきたシエルはーーー
「・・ま、真島さんとこの先、ずっと一緒にいたいから・・連れてきたかった・・・です・・。」
少し赤くさせた頬をさらに真っ赤にさせて、そないかわええ事を言いよった。
「っ〜〜!」
そんなシエルに思わず俺も照れてもうた。
ホンマにコイツは・・なんちゅう事言うんや。
「シエル・・。」
「へ?・・!!」
そんなかわええシエルの顎を軽く持ち、その愛しい唇にキスをする。
ホンマ・・俺の女はなんでこないええ女なん。
「おおきにな。俺、めっちゃシエルの地元好きになったわ。」
「〜〜〜!!!」
「・・お、ちょうど店主に来たみたいやで!行くか!」
「ちょ、ちょちょちょ、真島さん!!」
そのあとやたらと頭を下げる店主に連れられて店に入る。シエルオススメの巨大カキ氷を1つ注文して食べていく。
食べてる時のシエルの顔もめっちゃ可愛くてボーッと見とったら「見てないで早く食べてくださいっ!」って怒られてもうた。「お待たせしてすみません!」と客達に謝る店主、それに笑顔で応える客達。
その光景がどこか微笑ましく思った俺は、頬杖をつきながらじぃっと見る。
(ええ光景やな・・。)
そんな俺を見たシエルもどこか嬉しそうな笑顔をしとって、小さな店はいろんな笑顔で溢れとった。
「また来年も来よか。」
「・・!う、うん!」
シエルと一緒に。
・・今度は子供連れてな。ヒヒヒッ!
「待つ!その為にここまで来たんだから!」
「こない暑い中待ってまで食う価値あるんやなぁ・・ここの店は。」
「うん、ここだけは絶対に吾朗さんに食べてほしいの!」
「ほぉ〜・・ほな待ってみるか。」
今日はシエルの地元まで来てみたが、なんやどうしても食べてほしいいうもんがあるらしい。ついて来たはいいものの・・店開いてまだちぃとしか経っとらんのに、もぉ行列ができとる。
シエルが店主に車で待っとる言うてくれて、声がかかるのを待つだけや。
「しっかし暑いのぉシエルの地元は。ガキの頃こない中よぉ生活できたな。」
「あはは、そうだね!風も強いから学生の頃自転車漕ぐのも大変で・・神室町とはすごい違いだよ。」
夏は猛暑。冬は極寒。神室町ではそうそう体験できひんような体験談を笑顔でよぉシエルは話してくれとる。
・・正直それを聞いとるのが楽しくて、ホンマにそうなんかと思った俺が地元に行きたい言うたんや。
(そういや行きたい言うた時、シエル嬉しそうな顔しとったなぁ。)
最近地元帰っとらん言うてたし、嬉しかったんやろなぁ。
俺は・・そんな嬉しそうに、楽しそうに地元の話をするシエルを見るのが好きや。俺には地元っちゅうもんがよぉ分からんから、ちぃと羨ましいいうんのもあるかもしれへんな。
「でね、もぉ地元の子はすっごい向かい風の中自転車押して学校行くのが当たり前で・・・真島さん?」
「ん?」
「・・・ごめんね、私ばっかり話してて・・。」
「俺シエルの話聞くの好きやで?ホンマに地元好きなんやなーって思うし、ええ事やんか。なんで謝るん?」
「そ、そっか・・良かった・・・実はいつも地元の話する時、ちょっと不安だったの。」
(不安?)
「何がや?」
「・・真島さんに一方的に話してるし・・楽しいのかなーって・・。」
「何言うてんねん。ホンマに楽しいで?」
「うん・・あとね?真島さんに私の地元を好きになって欲しかったからずっと話してたの。」
「シエルの地元を?」
こくりと頷くシエルは頬を少し赤くさせながら話し始めおった。
「その・・真島さん神室町の話する時どこか寂しそうな顔するから、あんまり好きじゃないのかなって・・そういえば実家の話とか聞いた事なかったから、神室町以外にいれる街がないからつまらないのかなぁって思って・・。」
「・・!」
「それで私の地元の話する時凄い聞いてくれるし・・地元行きたいって言ってくれたのが嬉しかったの。私の大好きな街を真島さんにも好きになってほしくて・・後はえっと、その・・・。」
チラリと見てきたシエルはーーー
「・・ま、真島さんとこの先、ずっと一緒にいたいから・・連れてきたかった・・・です・・。」
少し赤くさせた頬をさらに真っ赤にさせて、そないかわええ事を言いよった。
「っ〜〜!」
そんなシエルに思わず俺も照れてもうた。
ホンマにコイツは・・なんちゅう事言うんや。
「シエル・・。」
「へ?・・!!」
そんなかわええシエルの顎を軽く持ち、その愛しい唇にキスをする。
ホンマ・・俺の女はなんでこないええ女なん。
「おおきにな。俺、めっちゃシエルの地元好きになったわ。」
「〜〜〜!!!」
「・・お、ちょうど店主に来たみたいやで!行くか!」
「ちょ、ちょちょちょ、真島さん!!」
そのあとやたらと頭を下げる店主に連れられて店に入る。シエルオススメの巨大カキ氷を1つ注文して食べていく。
食べてる時のシエルの顔もめっちゃ可愛くてボーッと見とったら「見てないで早く食べてくださいっ!」って怒られてもうた。「お待たせしてすみません!」と客達に謝る店主、それに笑顔で応える客達。
その光景がどこか微笑ましく思った俺は、頬杖をつきながらじぃっと見る。
(ええ光景やな・・。)
そんな俺を見たシエルもどこか嬉しそうな笑顔をしとって、小さな店はいろんな笑顔で溢れとった。
「また来年も来よか。」
「・・!う、うん!」
シエルと一緒に。
・・今度は子供連れてな。ヒヒヒッ!