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「真島さん!今日は七夕ですよー!願い事書きましょうよ!」
「願い事ぉ?・・お〜短冊にか。懐かしいの。」
「今みなさんも書いてますよ!ほら、こっちこっち!」
「分ぁった分ぁった、今行く。」
意気揚々とプレハブ小屋の近くまで走るシエルの後を歩きながらその先に視線を向けると、でっかい竹に西田達が短冊をどんどんつけとった。どっからか買ってきたんか、簡易テーブルの上に仰山飯やら菓子やらを並べとった。
はしゃぎすぎやろアイツら・・・。
「あ、親父!これ親父の分っす!書いて飾ってくださいね!」
「めっちゃはしゃいどるのぉ西田・・しゃあないのぉ。」
っちゅうても願い事かぁ・・急に言われても困るの・・・アイツらは何書いとるんや?
【女ができますように!】
(・・しょうもな。)
【無事建設がおわりますように!】
(ほ〜・・真面目やなぁ。)
【親父が仕事をサボりませんように!】
(・・この字は西田やな。後でしばいたろ。)
ったく・・どれもこれもまともな願いなんか書いとらんやないか。どれも自分で何とかせぇっちゅうねん全く・・・。
そういやシエルは何て書いたんや?えぇっとシエルのは、と・・お、これか?このかわええ字はシエルやな?
【真島さんがいつまでも幸せな日々を過ごせますように】
「・・!」
アイツ・・こないな事書いとったんか。
いつまでも幸せな日々を、か・・・。
(そんなんとっくに叶っとるのになぁ・・。)
シエルと出会えた時点でもう毎日が幸せなんや。極道の俺がこんな幸せを感じてええんかって思うくらい・・これ以上望んだらアカンくらい幸せなんやで?
それなんに・・・もっと俺の幸せを望んでくれるんか?自分のやなくて、俺の・・。
(・・ほんなら俺の願いは、これで決まりやな。)
俺は短冊に願い事を書いて、シエルの短冊の隣に飾る。タイミングを測った様に、シエルがすぐ俺の隣にきよった。
「真島さん、何て書きましたか?」
「ん?ヒヒッ、何て書いたと思う?」
「ん〜・・桐生さんと喧嘩したい、とか?」
「・・そないな事書かへんよ。」
「え〜?じゃあなんですか?」
「それはな・・。」
「・・わっ!?」
シエルを抱き寄せて肩を組んで耳元で囁いてやった。
「--シエルが幸せでありますように。」
「・・!!」
「もしかして・・もう叶っとる?」
「・・もぉ・・私の見ましたね?」
「ヒヒッ!」
「ふふっ・・真島さん。」
「ん?」
少し頬を赤くさせながら、シエルは少し背伸びして俺の頬にそっとキスをしてきよった。驚いて#mame#を見とるとニッコリと微笑みよった。
「もっと・・幸せにしてくださいね?」
「・・!・・・あぁ、分かっとるよシエル。お前は未来永劫・・俺が幸せにしたるからな。」
(シエルの幸せが、俺の幸せなんやから。)
その後は真島建設のみんなで盛大に賑っておった。ふと見上げた空には・・東京では見えんハズの天の川が見えた気がしたんや。天の川を跨いで見える、織姫と彦星。
年に一度の出会い・・か。
(楽しめるとええな。)
柄に似合わず、そないな事を考えとった。
「願い事ぉ?・・お〜短冊にか。懐かしいの。」
「今みなさんも書いてますよ!ほら、こっちこっち!」
「分ぁった分ぁった、今行く。」
意気揚々とプレハブ小屋の近くまで走るシエルの後を歩きながらその先に視線を向けると、でっかい竹に西田達が短冊をどんどんつけとった。どっからか買ってきたんか、簡易テーブルの上に仰山飯やら菓子やらを並べとった。
はしゃぎすぎやろアイツら・・・。
「あ、親父!これ親父の分っす!書いて飾ってくださいね!」
「めっちゃはしゃいどるのぉ西田・・しゃあないのぉ。」
っちゅうても願い事かぁ・・急に言われても困るの・・・アイツらは何書いとるんや?
【女ができますように!】
(・・しょうもな。)
【無事建設がおわりますように!】
(ほ〜・・真面目やなぁ。)
【親父が仕事をサボりませんように!】
(・・この字は西田やな。後でしばいたろ。)
ったく・・どれもこれもまともな願いなんか書いとらんやないか。どれも自分で何とかせぇっちゅうねん全く・・・。
そういやシエルは何て書いたんや?えぇっとシエルのは、と・・お、これか?このかわええ字はシエルやな?
【真島さんがいつまでも幸せな日々を過ごせますように】
「・・!」
アイツ・・こないな事書いとったんか。
いつまでも幸せな日々を、か・・・。
(そんなんとっくに叶っとるのになぁ・・。)
シエルと出会えた時点でもう毎日が幸せなんや。極道の俺がこんな幸せを感じてええんかって思うくらい・・これ以上望んだらアカンくらい幸せなんやで?
それなんに・・・もっと俺の幸せを望んでくれるんか?自分のやなくて、俺の・・。
(・・ほんなら俺の願いは、これで決まりやな。)
俺は短冊に願い事を書いて、シエルの短冊の隣に飾る。タイミングを測った様に、シエルがすぐ俺の隣にきよった。
「真島さん、何て書きましたか?」
「ん?ヒヒッ、何て書いたと思う?」
「ん〜・・桐生さんと喧嘩したい、とか?」
「・・そないな事書かへんよ。」
「え〜?じゃあなんですか?」
「それはな・・。」
「・・わっ!?」
シエルを抱き寄せて肩を組んで耳元で囁いてやった。
「--シエルが幸せでありますように。」
「・・!!」
「もしかして・・もう叶っとる?」
「・・もぉ・・私の見ましたね?」
「ヒヒッ!」
「ふふっ・・真島さん。」
「ん?」
少し頬を赤くさせながら、シエルは少し背伸びして俺の頬にそっとキスをしてきよった。驚いて#mame#を見とるとニッコリと微笑みよった。
「もっと・・幸せにしてくださいね?」
「・・!・・・あぁ、分かっとるよシエル。お前は未来永劫・・俺が幸せにしたるからな。」
(シエルの幸せが、俺の幸せなんやから。)
その後は真島建設のみんなで盛大に賑っておった。ふと見上げた空には・・東京では見えんハズの天の川が見えた気がしたんや。天の川を跨いで見える、織姫と彦星。
年に一度の出会い・・か。
(楽しめるとええな。)
柄に似合わず、そないな事を考えとった。