短編集
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「うわぁ・・雨降ってる・・・。」
「ホンマやなぁ。まさか降るとは思わんかったなぁ。」
カラオケにフリータイムで入っていた私達は散々歌いまくって帰ろうってなって外に出ると・・ものの見事に雨が降っていた。
しかも大雨・・これ傘ないとさすがに辛いなぁ。
「どないする?近くのコンビニで買うか?」
「そうだね〜・・傘って高いんだよなぁ・・ビニール傘溜まっちゃうし・・・。」
「仰山あって困ることあらへんけどな。」
「真島さんは喧嘩に使うからいいだろうけど私は使わないから嫌なのー!」
「アホ、そりゃ桐生ちゃんや!」
「真島さん使ってたの見たもん!」
「ぬぐっ・・!」
でも買うのやだな〜・・どうしよ・・。
そんな事を考えてると、前に立っているお兄さんと目が合うとチラチラとこっちを見てきている。
(なんだろ・・あ、真島さんの格好のせいか。)
勝手にそう解釈して、目の前にあるコンビニに走り込もうとすると・・。
「あ、あの。」
「・・?」
さっき目が合ったお兄さんが声をかけてくる。
えっ・・何だろ、何かしたかな・・ってあれ、お兄さんが首からかけてるの・・・カラオケ屋の?
「これ、よかったら使います?壊れちゃってますけど・・。」
「えっ・・い、いいんですか?」
「はいっ!店の中にいくらでもあるんで・・ご来店ありがとうございました!また来てくださいね!」
わ・・・わあぁぁあ紳士・・!!!可愛い顔して紳士だこの人!!!
「すまんのぉ、助かるわ。」
「気をつけて帰って下さいねー!」
「はい、ありがとうございます!」
真島さんが店員さんから傘を受け取ってくれて、私達は再度お礼を言ってお店をあとにした。
確かに傘壊れちゃってる・・でもあるだけありがたい・・!!割と降ってるから、なかったら流石にやばかった〜!!
「さっきの兄ちゃん、ええ奴やったなぁシエル!ああいう奴がおるからあそこの店構え長いんやろうなぁ。」
「へ〜!まぁ確かにあんな事されたら、お客さん喜んじゃうよね!」
「惚れてもうた?」
「ん〜人によっては惚れちゃうかもね・・。」
あのさり気なさが女は弱かったりするんだよなぁ〜・・・。
「・・・。」
・・・?
真島さん黙っちゃってる・・。
「・・どうしたの真島さ・・っ?!」
真島さんは私をグッと抱き寄せて、いきなりキスをしてくる。舌を絡めてきて口内を乱してくる真島さんのキスは、熱くて深かった。
「んっ・・!ふぁっ、あんっ・・!!」
(なんで・・今、キスをっ・・?!)
そう疑問に思いつつも、真島さんのキスが好きな私は拒絶はしなかった。ちょうど人通りも少ない時間だったから2人きりだった。2人傘の方で、甘いキスを繰り返す。
「はっ・・んっ・・・!」
暫く繰り返して、ようやく真島さんからの甘いキスが終わる。力が抜けて真島さんの体に身を任せていると抱き寄せたまま前を向いて歩き始めた。
「どう、したの急に・・。」
「・・・うっさいわ・・。」
・・・?・・よく見ると真島さん・・口尖らせてる・・えっ、その顔嫉妬した時の顔だよね?
何か嫉妬する様な事・・・。
(あ・・・。)
「・・・大丈夫だよ真島さん。」
「あ?何がや?」
「私、真島さん以外の男に惚れないから。」
「・・・・ド阿呆、知っとるわボケ!」
そっぽ向いちゃった・・ふふっ、可愛い。
私がさっきの店員さんの事話したからだよね。大丈夫だよ、真島さん以外の人に惚れるなんて有り得ないもん。
(・・だって知ってるよ?)
2人で傘をさしてる時・・・真島さんはいつも私を優先してくれてるから、いつも肩を濡らしてるの。
私はそういう真島さんの優しさに惚れてるんだから・・・大丈夫だよ。
そんな事を考えながら歩いてると、そっぽ向いてた真島さんがこっちをチラリと見てきてぼそっと呟く。
「・・ずっと俺に惚れとってな、シエル。」
「ホンマやなぁ。まさか降るとは思わんかったなぁ。」
カラオケにフリータイムで入っていた私達は散々歌いまくって帰ろうってなって外に出ると・・ものの見事に雨が降っていた。
しかも大雨・・これ傘ないとさすがに辛いなぁ。
「どないする?近くのコンビニで買うか?」
「そうだね〜・・傘って高いんだよなぁ・・ビニール傘溜まっちゃうし・・・。」
「仰山あって困ることあらへんけどな。」
「真島さんは喧嘩に使うからいいだろうけど私は使わないから嫌なのー!」
「アホ、そりゃ桐生ちゃんや!」
「真島さん使ってたの見たもん!」
「ぬぐっ・・!」
でも買うのやだな〜・・どうしよ・・。
そんな事を考えてると、前に立っているお兄さんと目が合うとチラチラとこっちを見てきている。
(なんだろ・・あ、真島さんの格好のせいか。)
勝手にそう解釈して、目の前にあるコンビニに走り込もうとすると・・。
「あ、あの。」
「・・?」
さっき目が合ったお兄さんが声をかけてくる。
えっ・・何だろ、何かしたかな・・ってあれ、お兄さんが首からかけてるの・・・カラオケ屋の?
「これ、よかったら使います?壊れちゃってますけど・・。」
「えっ・・い、いいんですか?」
「はいっ!店の中にいくらでもあるんで・・ご来店ありがとうございました!また来てくださいね!」
わ・・・わあぁぁあ紳士・・!!!可愛い顔して紳士だこの人!!!
「すまんのぉ、助かるわ。」
「気をつけて帰って下さいねー!」
「はい、ありがとうございます!」
真島さんが店員さんから傘を受け取ってくれて、私達は再度お礼を言ってお店をあとにした。
確かに傘壊れちゃってる・・でもあるだけありがたい・・!!割と降ってるから、なかったら流石にやばかった〜!!
「さっきの兄ちゃん、ええ奴やったなぁシエル!ああいう奴がおるからあそこの店構え長いんやろうなぁ。」
「へ〜!まぁ確かにあんな事されたら、お客さん喜んじゃうよね!」
「惚れてもうた?」
「ん〜人によっては惚れちゃうかもね・・。」
あのさり気なさが女は弱かったりするんだよなぁ〜・・・。
「・・・。」
・・・?
真島さん黙っちゃってる・・。
「・・どうしたの真島さ・・っ?!」
真島さんは私をグッと抱き寄せて、いきなりキスをしてくる。舌を絡めてきて口内を乱してくる真島さんのキスは、熱くて深かった。
「んっ・・!ふぁっ、あんっ・・!!」
(なんで・・今、キスをっ・・?!)
そう疑問に思いつつも、真島さんのキスが好きな私は拒絶はしなかった。ちょうど人通りも少ない時間だったから2人きりだった。2人傘の方で、甘いキスを繰り返す。
「はっ・・んっ・・・!」
暫く繰り返して、ようやく真島さんからの甘いキスが終わる。力が抜けて真島さんの体に身を任せていると抱き寄せたまま前を向いて歩き始めた。
「どう、したの急に・・。」
「・・・うっさいわ・・。」
・・・?・・よく見ると真島さん・・口尖らせてる・・えっ、その顔嫉妬した時の顔だよね?
何か嫉妬する様な事・・・。
(あ・・・。)
「・・・大丈夫だよ真島さん。」
「あ?何がや?」
「私、真島さん以外の男に惚れないから。」
「・・・・ド阿呆、知っとるわボケ!」
そっぽ向いちゃった・・ふふっ、可愛い。
私がさっきの店員さんの事話したからだよね。大丈夫だよ、真島さん以外の人に惚れるなんて有り得ないもん。
(・・だって知ってるよ?)
2人で傘をさしてる時・・・真島さんはいつも私を優先してくれてるから、いつも肩を濡らしてるの。
私はそういう真島さんの優しさに惚れてるんだから・・・大丈夫だよ。
そんな事を考えながら歩いてると、そっぽ向いてた真島さんがこっちをチラリと見てきてぼそっと呟く。
「・・ずっと俺に惚れとってな、シエル。」