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3月14日。
今日はあの人と付き合い始めて1ヶ月。
そしてデートの約束をしている。待ち合わせの劇場前広場に着くと、その人はいた。
「ま・・真島さんっ!」
「よっ、シエルちゃん!」
「・・あれ?」
「お?どないした?」
今日・・服装が違う??
「今日は蛇柄ジャケットじゃないんですか?」
「まぁたまには違う服も着ようか思うてな!変やったか?」
そういう真島さんの今日の服装は、ワインレッドのシャツに黒いジャケット、グレーのスラックスにいつもの靴を履いていた。
これは・・・すっごいかっこいい!!!
「え、えっと・・その・・!す、すごく似合ってます!」
「ヒヒッ!なら良かったわ。ほな行こうや。」
そう笑顔で言う真島さんは、私に手を差し伸べてくる。いつもの黒革手袋も着けていなくて、その状態の手をまともに見たのも初めてかも・・。
初めて素肌に触れる・・・き、緊張する・・!
ガチガチに固まった手を乗せると、真島さんは指を絡めてきた。
「〜〜〜!!!」
「よし!まずはメシやな!」
緊張してる私とは対照的に、真島さんは余裕そうな表情で歩き出した。
「・・え〜っと真島さん・・・ここは・・?」
「ん?ここでメシ食おう思うてな。」
ここって高級ホテルのレストランじゃん・・!!
え、何で?!いつもみたいに焼肉かと思ってたのに・・・え?!
「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。」
「ほら行くでシエル。」
「・・は・・・はい・・・。」
案内されたのは、景色を一望できる窓側の席。
夜景が見れて凄いいいけど・・・。
「本日のコースでございます。ごゆっくりお楽しみください。」
・・・・緊張しすぎて味がわかんない・・・。
こんな場所来た事ないし・・。
「どないした?食わんの?」
「えっ?!いえ、あの、食べます!」
テーブルマナーなんて知らないし・・・!!正直景色楽しんだりご飯楽しむどころじゃない・・!
それから次々と運ばれる料理を食べ進めていったけど、全く味わう事ができなかった。
「ふ〜食った食った。美味かったのぉ。」
「は・・はい・・・。」
や・・・やっと終わった・・・どっと疲れちゃった・・・。
「ほんなら部屋行こか。」
「はい・・・って、え?部屋?」
「予約してあんねん。明日休みやから大丈夫やろ?」
「えっ・・あ、はい・・。」
「こっちや。」
そう言いながら真島さんは私の手を握りトコトコ歩き始める。
(・・・部屋って、何ですか??)
真島さんに連れられて入ったその部屋は・・・。
「ほ〜、さすがやのぉ!」
ス・・・スイートルーム?!?!
えっ、広い!!ベッドでかい!!窓でかい!!えっ、何で?!何でこんな所に?!
だ、ダメだ、完全にキャパオーバーしてる・・!
「あ・・あの、真島さん・・今日どうしたんですか?!」
「あ?どうしたって・・何がや?」
「だ、だっていつものデートと全然違うし・・真島さんらしくないっていうか・・。」
「だって今日は記念日やろ?」
「・・・え?」
「シエルちゃんと付き合い始めてや。大事な日なんや、慣れへん事してでも祝いたいやろ。」
「そ、そうだったんで・・・・え?」
今・・慣れてないって言った??
「慣れてないって・・え?何がです?」
「俺やってこない高いとこ来ぉへんから緊張しとったわ。」
・・・え?そうだったの・・?!
「だ、だって真島さん普通に・・!」
「そりゃ惚れた女の前で情けへん事できんわ。せやから服やって違うのにしたし・・。」
・・・それで今日はその格好だったの?
私との記念日の為に・・慣れない事したの・・?
恥ずかしいのか頬を指で掻いているその仕草がすごく可愛く見えて・・思わず私は抱きついた。
「うおぉっ?!シエルちゃん?!」
「・・・ありがとう、ございます・・!」
「・・・・・はぁ・・・かわええ。」
「え?」
真島さんは抱きついた私を無理矢理離して、顎を少し持ち上げ深いキスをしてきた。
舌を絡ませ私の口内を犯してくる。
「んっ・・んぅ、はっ、あむっ・・!」
「・・ん・・・はぁっ・・・。」
そんなキスがしばらく続いていたその時、首元に何か冷たいものが触れたことに気がつく。
そして甘いキスが終わり、真島さんは優しい笑顔で首元に着けた物に手を触れさせた。
「これは記念日とホワイトデーのお返しや。」
私の首元に付けられたのは、小さな宝石が付いているネックレスだった。
「あ・・ありがとうございます・・!あ、私何も用意できてない・・・!」
「ええねん、今からもらうから。」
「え?」
「何の為に部屋取ったと思うとるねん。」
「・・え?・・・えっ?!」
真島さんは私を抱き上げ大きなベッドに寝かせると、私の上に跨がってその甘い顔で呟く。
「もぉ俺の理性も限界や・・・・今夜は寝かせられへん。」
3月14日。
今日は真島さんと付き合い始めて1ヶ月。
そして・・私たちが初めて一つになった、大切な日になった。
今日はあの人と付き合い始めて1ヶ月。
そしてデートの約束をしている。待ち合わせの劇場前広場に着くと、その人はいた。
「ま・・真島さんっ!」
「よっ、シエルちゃん!」
「・・あれ?」
「お?どないした?」
今日・・服装が違う??
「今日は蛇柄ジャケットじゃないんですか?」
「まぁたまには違う服も着ようか思うてな!変やったか?」
そういう真島さんの今日の服装は、ワインレッドのシャツに黒いジャケット、グレーのスラックスにいつもの靴を履いていた。
これは・・・すっごいかっこいい!!!
「え、えっと・・その・・!す、すごく似合ってます!」
「ヒヒッ!なら良かったわ。ほな行こうや。」
そう笑顔で言う真島さんは、私に手を差し伸べてくる。いつもの黒革手袋も着けていなくて、その状態の手をまともに見たのも初めてかも・・。
初めて素肌に触れる・・・き、緊張する・・!
ガチガチに固まった手を乗せると、真島さんは指を絡めてきた。
「〜〜〜!!!」
「よし!まずはメシやな!」
緊張してる私とは対照的に、真島さんは余裕そうな表情で歩き出した。
「・・え〜っと真島さん・・・ここは・・?」
「ん?ここでメシ食おう思うてな。」
ここって高級ホテルのレストランじゃん・・!!
え、何で?!いつもみたいに焼肉かと思ってたのに・・・え?!
「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。」
「ほら行くでシエル。」
「・・は・・・はい・・・。」
案内されたのは、景色を一望できる窓側の席。
夜景が見れて凄いいいけど・・・。
「本日のコースでございます。ごゆっくりお楽しみください。」
・・・・緊張しすぎて味がわかんない・・・。
こんな場所来た事ないし・・。
「どないした?食わんの?」
「えっ?!いえ、あの、食べます!」
テーブルマナーなんて知らないし・・・!!正直景色楽しんだりご飯楽しむどころじゃない・・!
それから次々と運ばれる料理を食べ進めていったけど、全く味わう事ができなかった。
「ふ〜食った食った。美味かったのぉ。」
「は・・はい・・・。」
や・・・やっと終わった・・・どっと疲れちゃった・・・。
「ほんなら部屋行こか。」
「はい・・・って、え?部屋?」
「予約してあんねん。明日休みやから大丈夫やろ?」
「えっ・・あ、はい・・。」
「こっちや。」
そう言いながら真島さんは私の手を握りトコトコ歩き始める。
(・・・部屋って、何ですか??)
真島さんに連れられて入ったその部屋は・・・。
「ほ〜、さすがやのぉ!」
ス・・・スイートルーム?!?!
えっ、広い!!ベッドでかい!!窓でかい!!えっ、何で?!何でこんな所に?!
だ、ダメだ、完全にキャパオーバーしてる・・!
「あ・・あの、真島さん・・今日どうしたんですか?!」
「あ?どうしたって・・何がや?」
「だ、だっていつものデートと全然違うし・・真島さんらしくないっていうか・・。」
「だって今日は記念日やろ?」
「・・・え?」
「シエルちゃんと付き合い始めてや。大事な日なんや、慣れへん事してでも祝いたいやろ。」
「そ、そうだったんで・・・・え?」
今・・慣れてないって言った??
「慣れてないって・・え?何がです?」
「俺やってこない高いとこ来ぉへんから緊張しとったわ。」
・・・え?そうだったの・・?!
「だ、だって真島さん普通に・・!」
「そりゃ惚れた女の前で情けへん事できんわ。せやから服やって違うのにしたし・・。」
・・・それで今日はその格好だったの?
私との記念日の為に・・慣れない事したの・・?
恥ずかしいのか頬を指で掻いているその仕草がすごく可愛く見えて・・思わず私は抱きついた。
「うおぉっ?!シエルちゃん?!」
「・・・ありがとう、ございます・・!」
「・・・・・はぁ・・・かわええ。」
「え?」
真島さんは抱きついた私を無理矢理離して、顎を少し持ち上げ深いキスをしてきた。
舌を絡ませ私の口内を犯してくる。
「んっ・・んぅ、はっ、あむっ・・!」
「・・ん・・・はぁっ・・・。」
そんなキスがしばらく続いていたその時、首元に何か冷たいものが触れたことに気がつく。
そして甘いキスが終わり、真島さんは優しい笑顔で首元に着けた物に手を触れさせた。
「これは記念日とホワイトデーのお返しや。」
私の首元に付けられたのは、小さな宝石が付いているネックレスだった。
「あ・・ありがとうございます・・!あ、私何も用意できてない・・・!」
「ええねん、今からもらうから。」
「え?」
「何の為に部屋取ったと思うとるねん。」
「・・え?・・・えっ?!」
真島さんは私を抱き上げ大きなベッドに寝かせると、私の上に跨がってその甘い顔で呟く。
「もぉ俺の理性も限界や・・・・今夜は寝かせられへん。」
3月14日。
今日は真島さんと付き合い始めて1ヶ月。
そして・・私たちが初めて一つになった、大切な日になった。