短編集
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
何や今日は甘ったるい匂いがするのぉ・・装飾もピンクが多いし・・・何かあったかの?
(・・まぁええわ。関係あらへんし。)
今日は劇場前広場で待ち合わせをしとる。時間ピッタリやな・・・ん?
約束の場所を見ると女が1人立っとる。その人物が待ち合わせをしとる女と分かった俺は、その女に近づく。
「シエルちゃん。」
俺が近づいてくるのに気が付いたシエルちゃんは、途端に笑顔になって俺を見る。
「真島さん!」
その笑顔に胸が締め付けられる。
(今日もゴッツかわええのぉ・・。)
「待たせてしもうたな。寒なかったか?」
「大丈夫ですよ!私も今来たばかりですから!」
って言うとるけど、頬っぺた赤いやんか・・バレバレやでシエルちゃん。そこがまたかわええとこやけど・・・ホンマはすぐにでも抱きしめたいが、今はまだアカン。
「ほんなら映画やったな?何が見たいんや?」
「今面白そうなのやってるんです!それにしましょう!」
「おぅ。」
まだ俺とシエルちゃんはーーーちゃんと付き合うとらん。こうして何度かデートはしとる。せやけどまだ正式な恋人同士やない。
ミレニアムタワーで仕事しとるこの子と知り合うて、そこから出掛ける関係になっただけ。ビルで見かけた時から・・明るい笑顔のこの子に惚れてたんや。
「真島さんは映画見る時ポップコーン食べる派ですか?」
「いや、食わへんな。飲みもんも基本飲まんしな。」
「え、そうなんですか?!勿体ない・・あ、そうだ!ポップコーンデビューしちゃいます?私1人で食べるのも申し訳ないし・・どうですか?」
・・・その上目遣いはアカン。襲いたなる。
「ええなぁ!どれがオススメや?」
「・・!」
俺はその笑顔が好きや。その笑顔が見れるなら、ポップコーンでもなんでも食うたる。
「えっと・・そしたらキャラメル味なんてどうですか?このセット、ポップコーン大きいですけど飲み物も選べるしお得ですよ!」
「ほ〜。ほんならこれにしよか。」
「はいっ!」
(・・・はぁアカン。可愛すぎる。)
シエルちゃんとのデートはいつも理性との戦いや。持つやろか・・・。
映画が始まると、ポップコーンを食べながら真剣な目で見るシエルちゃん。・・・確かに美味いの、このポップコーン。
ふと前の席の間に目がいき見とると、手を繋ぎながら映画を見とる若いカップルがおった。今時のカップルはあぁゆう感じなんか・・ほ〜。
(いつかシエルちゃんと繋げるんかのぉ。)
って、まだ付き合うとらんのにそないな事考えてもしゃあないやろ。俺は思春期のガキかいな。
・・・にしても美味いなポップコーン。そう思い手を近づけると、取ろうとしたシエルちゃんの手と軽くぶつかってしもうた。
「あっ・・す、すみません・・!」
小さな声で謝ってきよる。
触れてしもうた。シエルちゃんの手に、触れてしもうた。
(もっと触れとってたい・・。)
手をひこうとするシエルちゃんの手を握る。小さい小さい女の手。
「ま・・真島さんっ・・?!」
「しーっ・・・見なアカンで?」
「〜〜っ・・!」
(・・・顔真っ赤や。)
意地悪してすまん。せやけど・・少しだけこのままでいさせてくれ。
・・・ホンマ思春期のガキや俺は。
「ええ映画やったなー。ゾンビ映画やないのも、たまにはええなぁ。」
「そ、そうですか・・・よかったです・・。」
映画館を出た俺達は、メシ食う場所探しに神室町の街を歩き始めた。・・しっかし甘ったるい匂いやの・・まだしよるわ。
「あ、あの・・真島さん。」
「ん?どないした?」
「・・えっと・・・その・・。」
「ん?」
「・・・映画館で・・手、ごめんなさい・・。」
・・あぁ、それでさっきから黙ってたんか。
「別にかまへん。ワシも急に繋いですまんな。シエルちゃんと繋いでおりたい思うてな。」
「えっ?!そ、そそそ・・それは、どうして・・ですか?」
「どうしてって・・シエルちゃんが好きやからや。」
「・・・え?」
「シエルちゃんの事が好きやから、その手を握ってたい思うたんや。それだけやで。」
「〜〜〜っ!!」
顔を真っ赤にしたシエルちゃんは、顔を下に向けてしもうた。
・・・さすがにいきなり言うてしもうたのはアカンかったか。せやけどしゃあないやろ。シエルちゃんがかわええのが悪いんやで?
「・・返事、聞かせてくれへんか?」
「〜〜!!あ、あの・・あのあの・・・!!」
シエルちゃんは持っとるバッグから何かを取り出しよった。綺麗にラッピングされた小さな箱。
「こ・・こここれ!!う、受け取っていただけますか?!」
真っ赤な顔で俺に差し出してきよった。
・・なんやこれ??
「あの・・私、今日そのっ・・ま、真島さんに伝えようって決めてたんです!!・・・わ、わわ私も・・!!私も真島さんが好きですっ!!」
・・・な、なんやと?
「私のっ・・・恋人になってくださいっ!!」
俺はシエルちゃんが差し出してきた箱を受け取り中を見る。中にはチョコが入っとった。
(・・そうか、今日はバレンタインやったんか。)
俺はチョコを一つ手に取り口に放り込む。
シエルちゃんは少し不安そうな顔をしてそれを見とる。
「・・・ど、どうですか・・?」
(・・そんなん決まっとるやろ。)
「真島さん・・?ーー!!」
シエルちゃんを抱き寄せた俺はーーそのまま愛しい女にキスをする。口にはチョコの香りが残っとって、舌を絡ませると甘ったるい香りが広がっていく。
「んっ・・ま、真島さっ・・・んぅ・・!」
困惑しながらも遠慮がちに舌を絡ませてくる。そんなシエルちゃんは、今までの中で一番胸を締めつけられるほど・・ゴッツかわえかった。
「シエルちゃん。めっちゃ好きやで。」
「・・わ、私も好きです・・真島さん・・!」
(・・まぁええわ。関係あらへんし。)
今日は劇場前広場で待ち合わせをしとる。時間ピッタリやな・・・ん?
約束の場所を見ると女が1人立っとる。その人物が待ち合わせをしとる女と分かった俺は、その女に近づく。
「シエルちゃん。」
俺が近づいてくるのに気が付いたシエルちゃんは、途端に笑顔になって俺を見る。
「真島さん!」
その笑顔に胸が締め付けられる。
(今日もゴッツかわええのぉ・・。)
「待たせてしもうたな。寒なかったか?」
「大丈夫ですよ!私も今来たばかりですから!」
って言うとるけど、頬っぺた赤いやんか・・バレバレやでシエルちゃん。そこがまたかわええとこやけど・・・ホンマはすぐにでも抱きしめたいが、今はまだアカン。
「ほんなら映画やったな?何が見たいんや?」
「今面白そうなのやってるんです!それにしましょう!」
「おぅ。」
まだ俺とシエルちゃんはーーーちゃんと付き合うとらん。こうして何度かデートはしとる。せやけどまだ正式な恋人同士やない。
ミレニアムタワーで仕事しとるこの子と知り合うて、そこから出掛ける関係になっただけ。ビルで見かけた時から・・明るい笑顔のこの子に惚れてたんや。
「真島さんは映画見る時ポップコーン食べる派ですか?」
「いや、食わへんな。飲みもんも基本飲まんしな。」
「え、そうなんですか?!勿体ない・・あ、そうだ!ポップコーンデビューしちゃいます?私1人で食べるのも申し訳ないし・・どうですか?」
・・・その上目遣いはアカン。襲いたなる。
「ええなぁ!どれがオススメや?」
「・・!」
俺はその笑顔が好きや。その笑顔が見れるなら、ポップコーンでもなんでも食うたる。
「えっと・・そしたらキャラメル味なんてどうですか?このセット、ポップコーン大きいですけど飲み物も選べるしお得ですよ!」
「ほ〜。ほんならこれにしよか。」
「はいっ!」
(・・・はぁアカン。可愛すぎる。)
シエルちゃんとのデートはいつも理性との戦いや。持つやろか・・・。
映画が始まると、ポップコーンを食べながら真剣な目で見るシエルちゃん。・・・確かに美味いの、このポップコーン。
ふと前の席の間に目がいき見とると、手を繋ぎながら映画を見とる若いカップルがおった。今時のカップルはあぁゆう感じなんか・・ほ〜。
(いつかシエルちゃんと繋げるんかのぉ。)
って、まだ付き合うとらんのにそないな事考えてもしゃあないやろ。俺は思春期のガキかいな。
・・・にしても美味いなポップコーン。そう思い手を近づけると、取ろうとしたシエルちゃんの手と軽くぶつかってしもうた。
「あっ・・す、すみません・・!」
小さな声で謝ってきよる。
触れてしもうた。シエルちゃんの手に、触れてしもうた。
(もっと触れとってたい・・。)
手をひこうとするシエルちゃんの手を握る。小さい小さい女の手。
「ま・・真島さんっ・・?!」
「しーっ・・・見なアカンで?」
「〜〜っ・・!」
(・・・顔真っ赤や。)
意地悪してすまん。せやけど・・少しだけこのままでいさせてくれ。
・・・ホンマ思春期のガキや俺は。
「ええ映画やったなー。ゾンビ映画やないのも、たまにはええなぁ。」
「そ、そうですか・・・よかったです・・。」
映画館を出た俺達は、メシ食う場所探しに神室町の街を歩き始めた。・・しっかし甘ったるい匂いやの・・まだしよるわ。
「あ、あの・・真島さん。」
「ん?どないした?」
「・・えっと・・・その・・。」
「ん?」
「・・・映画館で・・手、ごめんなさい・・。」
・・あぁ、それでさっきから黙ってたんか。
「別にかまへん。ワシも急に繋いですまんな。シエルちゃんと繋いでおりたい思うてな。」
「えっ?!そ、そそそ・・それは、どうして・・ですか?」
「どうしてって・・シエルちゃんが好きやからや。」
「・・・え?」
「シエルちゃんの事が好きやから、その手を握ってたい思うたんや。それだけやで。」
「〜〜〜っ!!」
顔を真っ赤にしたシエルちゃんは、顔を下に向けてしもうた。
・・・さすがにいきなり言うてしもうたのはアカンかったか。せやけどしゃあないやろ。シエルちゃんがかわええのが悪いんやで?
「・・返事、聞かせてくれへんか?」
「〜〜!!あ、あの・・あのあの・・・!!」
シエルちゃんは持っとるバッグから何かを取り出しよった。綺麗にラッピングされた小さな箱。
「こ・・こここれ!!う、受け取っていただけますか?!」
真っ赤な顔で俺に差し出してきよった。
・・なんやこれ??
「あの・・私、今日そのっ・・ま、真島さんに伝えようって決めてたんです!!・・・わ、わわ私も・・!!私も真島さんが好きですっ!!」
・・・な、なんやと?
「私のっ・・・恋人になってくださいっ!!」
俺はシエルちゃんが差し出してきた箱を受け取り中を見る。中にはチョコが入っとった。
(・・そうか、今日はバレンタインやったんか。)
俺はチョコを一つ手に取り口に放り込む。
シエルちゃんは少し不安そうな顔をしてそれを見とる。
「・・・ど、どうですか・・?」
(・・そんなん決まっとるやろ。)
「真島さん・・?ーー!!」
シエルちゃんを抱き寄せた俺はーーそのまま愛しい女にキスをする。口にはチョコの香りが残っとって、舌を絡ませると甘ったるい香りが広がっていく。
「んっ・・ま、真島さっ・・・んぅ・・!」
困惑しながらも遠慮がちに舌を絡ませてくる。そんなシエルちゃんは、今までの中で一番胸を締めつけられるほど・・ゴッツかわえかった。
「シエルちゃん。めっちゃ好きやで。」
「・・わ、私も好きです・・真島さん・・!」