After Episode
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「そういや、兄さんはいつシエルと結婚するんだ?」
「ぶふぉ!!うぇっ・・ちょ、何やねん急に桐生ちゃん!!」
「それは俺も思うとったわ。いつするんや?」
「き、兄弟まで!何言うとんねん!」
今日は久しぶりに桐生ちゃんと兄弟と3人で酒を飲んどる。
『たまにはゆっくり飲んでいいんじゃない?私なら大丈夫だから。』
ってシエルの言われた通り来てはいるが・・なんや落ち着かんのぉ。
さっきから2人は結婚の話しかしてこぉへんし・・・。
「もうええ頃合いなんやないか?一緒に暮らしとるし、籍入れるだけやろ。」
「もしかして・・自信ないのか?」
「・・その台詞聞き捨てならんわ桐生ちゃん・・・表出ろや。」
「冗談だって。」
結婚・・結婚かぁ・・・・ワシが結婚・・。
結婚するなんて、想像できへんな。再婚やけど。
「一緒におるだけで充分やったからのぉ・・今さら籍入れんのもどうなんや?」
「女は喜ぶんじゃねぇか?好きな相手と結婚するのは女の幸せだよって遥が言ってたしな。」
「なんや、もしかしてあの娘相手おるんか?」
「・・・・・・・・・。」
「・・兄弟、今の発言は桐生にはアカンようや。」
「す、すまん桐生ちゃん・・。」
子を持つ親は大変やのぉ・・・。
「結婚に踏み出せん理由があるんか兄弟?」
「いや、特には・・せやけど、う〜ん・・・。」
理由・・・理由か・・。
「そもそも・・結婚に興味ないいうか・・・。」
「せやけど兄弟、籍入れなシエル取られてまう可能性はあるんやで?」
「そんな男、ワシがブチ殺したるわ。」
「籍入れとけばなんとかなる事もあるやろ?」
「・・まぁそうかもしれへんが・・。」
それ以前にワシからシエル取ろうとする男が現れたらそれはそれで驚きやわ。
「例えばや。俺がシエルに惚れてしもうて奪う言うたらどうする?」
「あ"?!」
「例えば言うたやろ・・・。籍入れとらんかったらまだチャンスある思うんが普通やろ?せやけど結婚しとる女に手ぇ出す男は・・まぁおるやろうけど、そないおらん。せやったら、籍入れた方がええんとちゃうか?」
ほ〜・・・なるほどのぉ。その手もあるなぁ。
「まぁそんな理由で籍を入れるって言ったら女はショックなんじゃないか?好きだからこそ籍を入れるのが普通だからな。」
「それを言わなければええんやないか?」
「兄さんがそう言えると思うか?」
「・・・・無理やな。」
確かにそのまま言うてまう。
「・・まぁ、なんも考えんと結婚したい思うたらでええんやないか?」
「確かに・・それがいい気がしてきたな。」
「2人で話進めんなや。」
そこから勝手に結婚式やらなんやら話を何故か2人で盛り上がり、ワシはただただ酒を飲んどった。
「うぅ・・酔うてもうた・・・。」
気持ち悪ぃのぉ・・・2人が勝手に話すから黙って酒飲むしかあらへんやろ・・ったく、ホンマ勝手やわ。って、ワシが言えた義理やないか。
『結婚に踏み出せん理由があるんか兄弟?』
・・・・ホンマは、ある。
この間シエルには『まだ過去の事気にしとんのか』言うたが・・俺だって、思うところはある。
(・・・シエルの目が無くなったんは、俺のせいや・・。)
あん時俺がもっと早く助けに行けてれば、もしかしたら・・・。
その後悔はいつもしとる。眼帯を贈ったんも、シエルの起きた祝いなんぞ言うたがそんなんとちゃう。
・・・俺の、罪滅ぼしみたいなもんや。
(・・後ろめたい想いがあるんは、俺もなんや・・・。)
この想いをアイツに言わん限り、俺は結婚はできへん。隠したまま結婚しとうない。
でもまだ伝えられへん。まだシエルへの罪滅ぼしは終わっとらんのや。
シエルに伝えて、アイツが拒絶せんかったら・・・その時は・・・・。
「・・あぁアカン、飲み足りん。」
さっきまでの気持ち悪さは無くなり、俺は夜の街を歩き続けた。
「ぶふぉ!!うぇっ・・ちょ、何やねん急に桐生ちゃん!!」
「それは俺も思うとったわ。いつするんや?」
「き、兄弟まで!何言うとんねん!」
今日は久しぶりに桐生ちゃんと兄弟と3人で酒を飲んどる。
『たまにはゆっくり飲んでいいんじゃない?私なら大丈夫だから。』
ってシエルの言われた通り来てはいるが・・なんや落ち着かんのぉ。
さっきから2人は結婚の話しかしてこぉへんし・・・。
「もうええ頃合いなんやないか?一緒に暮らしとるし、籍入れるだけやろ。」
「もしかして・・自信ないのか?」
「・・その台詞聞き捨てならんわ桐生ちゃん・・・表出ろや。」
「冗談だって。」
結婚・・結婚かぁ・・・・ワシが結婚・・。
結婚するなんて、想像できへんな。再婚やけど。
「一緒におるだけで充分やったからのぉ・・今さら籍入れんのもどうなんや?」
「女は喜ぶんじゃねぇか?好きな相手と結婚するのは女の幸せだよって遥が言ってたしな。」
「なんや、もしかしてあの娘相手おるんか?」
「・・・・・・・・・。」
「・・兄弟、今の発言は桐生にはアカンようや。」
「す、すまん桐生ちゃん・・。」
子を持つ親は大変やのぉ・・・。
「結婚に踏み出せん理由があるんか兄弟?」
「いや、特には・・せやけど、う〜ん・・・。」
理由・・・理由か・・。
「そもそも・・結婚に興味ないいうか・・・。」
「せやけど兄弟、籍入れなシエル取られてまう可能性はあるんやで?」
「そんな男、ワシがブチ殺したるわ。」
「籍入れとけばなんとかなる事もあるやろ?」
「・・まぁそうかもしれへんが・・。」
それ以前にワシからシエル取ろうとする男が現れたらそれはそれで驚きやわ。
「例えばや。俺がシエルに惚れてしもうて奪う言うたらどうする?」
「あ"?!」
「例えば言うたやろ・・・。籍入れとらんかったらまだチャンスある思うんが普通やろ?せやけど結婚しとる女に手ぇ出す男は・・まぁおるやろうけど、そないおらん。せやったら、籍入れた方がええんとちゃうか?」
ほ〜・・・なるほどのぉ。その手もあるなぁ。
「まぁそんな理由で籍を入れるって言ったら女はショックなんじゃないか?好きだからこそ籍を入れるのが普通だからな。」
「それを言わなければええんやないか?」
「兄さんがそう言えると思うか?」
「・・・・無理やな。」
確かにそのまま言うてまう。
「・・まぁ、なんも考えんと結婚したい思うたらでええんやないか?」
「確かに・・それがいい気がしてきたな。」
「2人で話進めんなや。」
そこから勝手に結婚式やらなんやら話を何故か2人で盛り上がり、ワシはただただ酒を飲んどった。
「うぅ・・酔うてもうた・・・。」
気持ち悪ぃのぉ・・・2人が勝手に話すから黙って酒飲むしかあらへんやろ・・ったく、ホンマ勝手やわ。って、ワシが言えた義理やないか。
『結婚に踏み出せん理由があるんか兄弟?』
・・・・ホンマは、ある。
この間シエルには『まだ過去の事気にしとんのか』言うたが・・俺だって、思うところはある。
(・・・シエルの目が無くなったんは、俺のせいや・・。)
あん時俺がもっと早く助けに行けてれば、もしかしたら・・・。
その後悔はいつもしとる。眼帯を贈ったんも、シエルの起きた祝いなんぞ言うたがそんなんとちゃう。
・・・俺の、罪滅ぼしみたいなもんや。
(・・後ろめたい想いがあるんは、俺もなんや・・・。)
この想いをアイツに言わん限り、俺は結婚はできへん。隠したまま結婚しとうない。
でもまだ伝えられへん。まだシエルへの罪滅ぼしは終わっとらんのや。
シエルに伝えて、アイツが拒絶せんかったら・・・その時は・・・・。
「・・あぁアカン、飲み足りん。」
さっきまでの気持ち悪さは無くなり、俺は夜の街を歩き続けた。