After Episode
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「プレゼント?」
「おう。シエルちゃんが起きた記念にや。何がええかの。」
「それくらい自分で考えろよ・・・。」
「んなこと言われてものう・・・面と向かって誰かに物渡すなんて暫くなかったからの。何かええ案ないか?」
「・・・あ。あれならどうだ?」
「あん?銅像はなしやで?」
「それはもう忘れろ。・・・これからのシエルには必要なんじゃないのか?」
桐生ちゃんと相談したものが数日後できあがり、受け取りに向こうた。
・・・こないなもの、喜んでくれるかのう・・・。相手の反応なんて今までまともに見たこと無いから分からんの・・。
ま、今は悟られんよう普通に家入るか。
「あ・・・おかえりなさい。」
「おう・・・って、グラス割れとるやないか?!素手で触ったらアカン!」
「ごめんなさい、飲み物飲もうとして・・・。」
「怪我ないか?まだ片目に慣れとらんのや、無理せんでええ。ワシが片づけとくから座っとき、ええな?」
「・・・うん。」
リハビリのおかげで少しずつ動けるようになっとるが、相当なストレスやろうな。今までと物の見え方がちゃうんや。
割れたグラスを片づけて、ペットボトルの水を渡し隣に座る。
・・・明らかに落ち込んどるな。こないな時にプレゼントって渡してええもんなんか?!
「・・・真島さん、何考えてるの?ソワソワしてるね。」
「んぉ?!あぁ・・まぁ、その・・・。」
・・・気付かれた。さすが元殺し屋。
全くかなわんのぉ・・・。
「・・・その、これなんやが・・・。」
「これは?」
「・・・その、あれや。祝いっちゅうか・・起きれた記念っちゅうか・・・。」
「・・・開けてみていい?」
「お、おう。」
目の前で開けられると・・なんや緊張するの。
「これって・・・眼帯?」
「いちいち医療用やと面倒やろ?こっちの方が面倒やないし・・・と、思うてな。」
「この模様、桜だよね?」
「おう・・・嫌いやったか?」
「・・・ううん、大好き。着けてくれる?」
「お、おう。ええで。」
後ろ向きに座り、眼帯をつけてやる。
終わったでと伝えると、嬉しそうに眼帯に触れていた。その仕草は、まるでおもちゃを買うてもろた子供みたいやった。
・・・シエルちゃんは、こないな可愛い顔もするんやな。
「似合う?」
「・・・おう、似合うとるで。」
シエルは眼帯の桜模様の様に、綺麗にピンクに染まっとった。
「おう。シエルちゃんが起きた記念にや。何がええかの。」
「それくらい自分で考えろよ・・・。」
「んなこと言われてものう・・・面と向かって誰かに物渡すなんて暫くなかったからの。何かええ案ないか?」
「・・・あ。あれならどうだ?」
「あん?銅像はなしやで?」
「それはもう忘れろ。・・・これからのシエルには必要なんじゃないのか?」
桐生ちゃんと相談したものが数日後できあがり、受け取りに向こうた。
・・・こないなもの、喜んでくれるかのう・・・。相手の反応なんて今までまともに見たこと無いから分からんの・・。
ま、今は悟られんよう普通に家入るか。
「あ・・・おかえりなさい。」
「おう・・・って、グラス割れとるやないか?!素手で触ったらアカン!」
「ごめんなさい、飲み物飲もうとして・・・。」
「怪我ないか?まだ片目に慣れとらんのや、無理せんでええ。ワシが片づけとくから座っとき、ええな?」
「・・・うん。」
リハビリのおかげで少しずつ動けるようになっとるが、相当なストレスやろうな。今までと物の見え方がちゃうんや。
割れたグラスを片づけて、ペットボトルの水を渡し隣に座る。
・・・明らかに落ち込んどるな。こないな時にプレゼントって渡してええもんなんか?!
「・・・真島さん、何考えてるの?ソワソワしてるね。」
「んぉ?!あぁ・・まぁ、その・・・。」
・・・気付かれた。さすが元殺し屋。
全くかなわんのぉ・・・。
「・・・その、これなんやが・・・。」
「これは?」
「・・・その、あれや。祝いっちゅうか・・起きれた記念っちゅうか・・・。」
「・・・開けてみていい?」
「お、おう。」
目の前で開けられると・・なんや緊張するの。
「これって・・・眼帯?」
「いちいち医療用やと面倒やろ?こっちの方が面倒やないし・・・と、思うてな。」
「この模様、桜だよね?」
「おう・・・嫌いやったか?」
「・・・ううん、大好き。着けてくれる?」
「お、おう。ええで。」
後ろ向きに座り、眼帯をつけてやる。
終わったでと伝えると、嬉しそうに眼帯に触れていた。その仕草は、まるでおもちゃを買うてもろた子供みたいやった。
・・・シエルちゃんは、こないな可愛い顔もするんやな。
「似合う?」
「・・・おう、似合うとるで。」
シエルは眼帯の桜模様の様に、綺麗にピンクに染まっとった。
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