外伝ー隻眼物語ー
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一時間後、少し落ち着いたシエルと一緒に帰ろうとしたら・・・嫌な奴に出くわした。
「随分弱っていますなぁ。そんなんで隊長をしているとは・・・いやはや、局長も何を考えているのやら。」
伊東甲子太郎・・・!
「いやはや一番隊隊長がそこまでされるとは・・平隊士にでもやらせればいいでしょうに。よほど親密なのですなぁ。」
勇ちゃんの後釜を狙う為に普段からワシ等を目の敵にしとる。
どうやらこの状況を使って陥れようとする算段やろが・・・。
「やたら君達二人が一緒にいると聞きましてね?中には念友ではないかとも噂になっていてな。隊の中でそういった関係は見逃せないんでねぇ。」
普段はどうでもええが、今はそれどころやない。
一刻も早くシエルを休ませなアカンのに・・コイツ・・・!
「伊東はん、八神は今それどころやないやろ。通してやれ。」
(新八ちゃん・・・!)
「いい加減にしたらどうなんだ伊東。八神も新撰組の仲間だ。いちいち細かく言ってんじゃねぇよ。」
(一ちゃんまで・・!)
どんどん人が集まってくる。新八ちゃんと一ちゃんが庇ってくれとる。ワシとしては有難い事や。
せやけど・・・シエルは今にも泣きそうにしとる。
みんなに迷惑をかけとると思っとるんや。
泣くなシエル。泣くんやない。・・・シエルを泣かせるな。ワシのシエルを泣かせるんやない・・!
「念友やったらあかんのか?」
「え・・・?わっ・・・!」
シエルを抱きあげ体に寄せる。心底驚いとる顔でワシを見る。
それを見てニヤリと不気味な笑みを浮かべる伊東はそのまま言葉を続ける。
「・・・それは二人の関係を認めるという事ですか?隊長同士でそのような事は、許されるものではないでしょう。」
不安そうな顔でワシを見つめるシエル。
隊長同士?許されるもんやない?
・・・そんなん知らん。
「ワシは八神ちゃんが好きや。」
周りの目なんか関係ない。
ワシはそんな小さい事気にする男やないで、シエル。
「それの何がアカンのや。・・・ちなみに局長のお墨付きや。あんたの言う事なんかどうでもええわ。」
「何っ・・・?」
勇ちゃんだけやない。歳ちゃんや一ちゃん達も、みんながワシ等を認めてくれとるんや。せやから隠す必要なんてない。
「・・・分かったら早よどけ。コイツは今苦しんどるんや。」
屯所を出ようと歩き始めると、庇ってくれた二人の顔を見る。
二人共満足したような笑顔をしとった。
ヒヒッ・・・せやな・・・ざまぁみろや!!
「・・・おきたさ・・どうして、あんな事・・?」
不安そうな、信じられないような目でシエルはワシを見る。
(違う・・ワシが見たいんはその目やない。)
「周りの奴の言う事なんかどうでもええわ。ワシは惚れた女を守りたいだけや。・・・ヒヒッ、おかげで屯所でも遠慮なく一緒にいれるわ!」
「おきた、さん・・・。」
そない不安な顔するでない。
「・・・シエルちゃんはなんも気にする事あらへん。ワシが守る言うたやろ?」
そのワシの言葉に——シエルの目は変わる。
安心したような、ほっとした目やった。
(それでええ・・・それでええんや。それがワシが見たい目や。)
『・・・彼女を幸せにしろよ。お前しかできないんだ。彼女が好いているのはお前なんだからな。』
歳ちゃんの言う通りや。
シエルを幸せにできるんは、ワシだけや。誰にも譲らん。誰にも渡さん。
ワシが守るんや。
「随分弱っていますなぁ。そんなんで隊長をしているとは・・・いやはや、局長も何を考えているのやら。」
伊東甲子太郎・・・!
「いやはや一番隊隊長がそこまでされるとは・・平隊士にでもやらせればいいでしょうに。よほど親密なのですなぁ。」
勇ちゃんの後釜を狙う為に普段からワシ等を目の敵にしとる。
どうやらこの状況を使って陥れようとする算段やろが・・・。
「やたら君達二人が一緒にいると聞きましてね?中には念友ではないかとも噂になっていてな。隊の中でそういった関係は見逃せないんでねぇ。」
普段はどうでもええが、今はそれどころやない。
一刻も早くシエルを休ませなアカンのに・・コイツ・・・!
「伊東はん、八神は今それどころやないやろ。通してやれ。」
(新八ちゃん・・・!)
「いい加減にしたらどうなんだ伊東。八神も新撰組の仲間だ。いちいち細かく言ってんじゃねぇよ。」
(一ちゃんまで・・!)
どんどん人が集まってくる。新八ちゃんと一ちゃんが庇ってくれとる。ワシとしては有難い事や。
せやけど・・・シエルは今にも泣きそうにしとる。
みんなに迷惑をかけとると思っとるんや。
泣くなシエル。泣くんやない。・・・シエルを泣かせるな。ワシのシエルを泣かせるんやない・・!
「念友やったらあかんのか?」
「え・・・?わっ・・・!」
シエルを抱きあげ体に寄せる。心底驚いとる顔でワシを見る。
それを見てニヤリと不気味な笑みを浮かべる伊東はそのまま言葉を続ける。
「・・・それは二人の関係を認めるという事ですか?隊長同士でそのような事は、許されるものではないでしょう。」
不安そうな顔でワシを見つめるシエル。
隊長同士?許されるもんやない?
・・・そんなん知らん。
「ワシは八神ちゃんが好きや。」
周りの目なんか関係ない。
ワシはそんな小さい事気にする男やないで、シエル。
「それの何がアカンのや。・・・ちなみに局長のお墨付きや。あんたの言う事なんかどうでもええわ。」
「何っ・・・?」
勇ちゃんだけやない。歳ちゃんや一ちゃん達も、みんながワシ等を認めてくれとるんや。せやから隠す必要なんてない。
「・・・分かったら早よどけ。コイツは今苦しんどるんや。」
屯所を出ようと歩き始めると、庇ってくれた二人の顔を見る。
二人共満足したような笑顔をしとった。
ヒヒッ・・・せやな・・・ざまぁみろや!!
「・・・おきたさ・・どうして、あんな事・・?」
不安そうな、信じられないような目でシエルはワシを見る。
(違う・・ワシが見たいんはその目やない。)
「周りの奴の言う事なんかどうでもええわ。ワシは惚れた女を守りたいだけや。・・・ヒヒッ、おかげで屯所でも遠慮なく一緒にいれるわ!」
「おきた、さん・・・。」
そない不安な顔するでない。
「・・・シエルちゃんはなんも気にする事あらへん。ワシが守る言うたやろ?」
そのワシの言葉に——シエルの目は変わる。
安心したような、ほっとした目やった。
(それでええ・・・それでええんや。それがワシが見たい目や。)
『・・・彼女を幸せにしろよ。お前しかできないんだ。彼女が好いているのはお前なんだからな。』
歳ちゃんの言う通りや。
シエルを幸せにできるんは、ワシだけや。誰にも譲らん。誰にも渡さん。
ワシが守るんや。